8時半にタクシーを拾って塾のあるビルに向かう。大連市中心部もまだ春節休みである。人の流れがまるで無い。10分前にビルに着いた。ロビーで塾長と初めての女性が待っていた。ビル自体が閑散としている。しばらくロビーで受講者を待っていたが、現れそうもないので3階の教室に移動した。10分ほど雑談して待つ。現れた。まず女性2名。そしてまた女性1名。男性2名。合計6名である。9時20分になっていた。知った人は男性1名のみ。他の5名は初めての受講者である。春節最中であるし学生はまだ帰省先から帰って来ていない。まぁ、良しとしよう。

1名除いて新規なので、自己紹介から始めた。印象としては、10歳ほど上がったかなと思っていたがそのとおりで皆30代前半である。松○大連の第一期生の10年キャリア女性2名、32歳。大連マ○チ勤続12年男性34歳。キャ○ン販売女性32歳。地元ソフト会社勤務女性24歳。彼女はこの4月に提携会社間派遣で、広島に研修に行く予定だそうである。残りの1名は、この11日間付き合った大外専科生で、この10日間の間に就職試験4社受けて、全部落ちたそうである。

DELL・GMの面接実態とその対処ノウハウを紹介しようと来たのだが、受講生の層が、現日系企業勤務の(それも勤続10年の30代である)ステップアップ組みであるというわけで、変わったわけである。

急遽違う話題を探した。幸い松○もマ○チモーターも超有名企業であって、話題には事欠かない。そんな話しで繋いで、10年生であれば比較文化的話題のほうが興味あるかと、思いつくままにいろいろ話題を振ったのだが反応あまり芳しくない。日本語学習暦は長いが、仕事に没頭してて、学習自体は中抜きなのだろう。

見かねていままでの私の話しの内容を、塾長がチャイ語で説明し出した。結構長かった。大元の私の話しが長かったからなw。いちいちの反応が活発である。チャイ語じゃわかるか。日本語学習のレベルがわかった。

ザックバランに、どういう講義の進め具合がいいか、塾長が聞いたらしい。会社の日常的場面を設定して、彼らの問い掛けまたは答えに反応した日本人上司の心理解説が欲しいようである。ロールプレイングをやりたいということである。じや具体的に場面のヒントを彼らが出すように言った。切り口さえ示してくれれば、後はこちらの想像力で具体的に各立場の想定問答を示してあげられると思ったからである。皆が了解したので、次回の宿題にした。

12時半に終了。明日から31日日曜日まで、毎日午前2時間、午後2時間無料プレ・プチ講座を続行することにした。とにかく具体的に受講層の需要を肌で感じて、それぞれ的を絞った中身の濃い講座にしたいからだ。

ピー○ン君がやって来た。就職先の相談を塾長にしたいということらしい。彼のおごりで太平洋百貨(百年城)で昼食をとり、塾に戻ってしばらく話しをした。夕方になったので米系珈琲店I(InterState)55に場所を移した。彼はまだ行ったことがないということだったからである。小6から日本で、区立中学・都立高校・私立大学と進んで今は大外英語と二股掛け持ち留学生?も、やはり行く所は決まってしまっていて、知らないところは知らない?ようだ。意外に大外近辺もあまり知らないらしい。全線1元バスも乗ったことがないという。自家用車通学の学生は、1万人超の大外でも彼一人かも知れないw(少し大袈裟)ので、それも宜なるかなか。4年通った大学の内部や近辺について、もしかしたら私の方が情報通かもしれないのも、考えようによっては面白い。実際5年留学生よりチャイ語一切不明の4ヶ月在の私の方が、地元情報多い分野が確実にあるからお笑いである。

高尓基(ゴーリキー=露西亜の作家!)路沿いのあの辺りは、水仙街という名称といいマロニエ?の街路樹が夏は緑のトンネルを作ることといい、以前から洒落た感じのところであるなとは思っていた。街区の反対側の水仙街の柳の街路樹も好ましい。ただ水仙街は店舗が一軒もないので少し寂しいのが唯一難であって、夜は真っ暗になってしまう。

3年前にシカゴ人らしい夫婦が始めたI55で、3人で10時半までおしゃべりした。ここは朝8時半から夜12時までやっているとのこと、ウエイトレスに彼らが聞いてくれた。

ピー○ン君のご両親は今日本に行っていて、一人で事務所兼自宅に住んでいるらしい。2月に○大の卒業式に出席するので帰国(地元人が日本に行くのだがw)するらしいが、それまでこの旧正月休みの何も無いところで退屈していたところのようだから、なかなか帰ろうと言い出さないのかもしれない。ガランとしたうちで夜中にテレビつけっぱなしで寝るんですよ、夜中(10時W)にピンポンやり出したんでちょいと不気味でしたなんてな話しから、外気マイナス15度の大連で怪談話になってしまった。真冬の花火大会といい、変ナ感じだね。塾長から大外での法輪講事件の話しなど聞いた。大学院生のときのことらしい。担当のW優秀な教授がハマってWしまって、一名自殺(殺されたとか言ってたナW)一名警察に連行されて行方不明だそうだ。「みんな優秀でいい人達だったのに...」だそうだ。ま、カルトにはまる連中の共通項かもね。チャイニーズ二人で、手相やら風水とか異様に盛り上がっておったなW。小学生のときから学校内ではそんな話題で盛り上がっておったそうなW。理解不能であって、薄ら笑いで誤魔化す他ないでしょ。暗記教育の弊害かなとか思ってしまった。何せ宇宙船に「神舟」とかネーミングしちゃうお国柄でもあるからな。

夜9時くらいまでの客層は、男性1人で英文の本を静かに珈琲啜りながら読んでいたり男女2人が静かに話ししていたりで喫茶店の雰囲気だったのだが、9時ちょい過ぎくらいから俄かに騒がしくなってきた。多分家族連れが夕食を終えて食後の珈琲タイムにやってきたのだろう。ケーキや軽食(サンドイッチにスパゲッティ)も出るので、子供も連れて気安いだろう。

5時過ぎの時点で既に店の前の駐車スペースは満杯だったので、1階店舗群のマンションの外れの別の店の前の空いているところに駐車した。明るかったので駐車したときには気付かなかったが、10時半に帰る頃、そこは落ち着いた照明の「酒吧」(バーとかスナック)であることがわかった。前面ガラス窓でおおよそ外からでも判明したがあまり奥行きがない店舗は、なんとなく一人で行っても安心な感じを受けた。I55と並びの店舗であるから、多分同じ作りなのだろう。地元民w塾長に聞いたらここは女いないw女性だけで来ても安心の「酒吧」らしい。(あらま、文字バケ!口に巴、です)

さっき帰り際に塾長がしばらく席をはずした時、ピー○ン君が、親父の仕事の関係で取引先の客の
接待(ま、通訳なのだが)を仰せつかり、例の悪名高い日本人向けバーに行ったときの話しをしてくれたわけだ。その担当者は宿泊先ホテルを指示してきたらしい。大連駅隣の「九○飯店」(ラ○ダ大連)、元ホ○ディイン。彼の話しでは最近3ツ星に格下げになったらしい。その手の女が夜中に部屋のドアをノックするのだそうであるw。あれはホテル側とつるんでますよ、ということである。

6泊会社でもったらしいが、請求が3万元(42万円!)近く来たそうである。中身チェックしたら毎晩2・3千元(4万2千円)くらいの使途w不明金が請求されていたそうだ。フロントで確認したら「あのお客、毎晩違うおんな、御持ち帰りしてたからネ」と言われたそうな。ま、彼も実際の仕事を経験する前に、そんな裏側ばかり見てしまっているわけで、それじゃすぐに跡継ぎたいとはならないわけも、少し分ったような気がしたね。自分のことを振り返っても、22歳じゃやはり嫌悪感が先立つだろうね。むしろ健康的ではある。

しかし口コミ社会のチャイナだね。それぞれが「得意」wとする情報を、このように会食ないしはお茶を飲みながら交換するのだろうと想像がついた。
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27日朝、編集していた。8時半になったので、もし午前中の来塾者が1名でもいるのであれば、そろそろ出かけなければならない。塾長に電話した。昨夜11時頃にあちこち電話したら、熱心な連中は大喜びで急遽大連に帰ってくることになったらしい。午前中に移動するので午後からやろうとのことである。12時45分に塾に着くようにしよう。需要は確実に、ある。

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