紙に書いた本
2004年2月1日昨日土曜日は久しぶりに文庫本を開いてみた。外出する予定を入れてなかったので、またパソコンを立ち上げてみても目新しい記事に出会わなかったからである。最近青空文庫で石原莞爾の最終戦争論を読んだ。中公文庫を持っていたが、また違う印象であった。まず横書きでびっちり書き込んであるのは、極めて読みにくい。すぐ行を飛ばしてしまう。
11月のニョウボ来連の際、適当に選んで何冊か文庫本を買って来てくれた。中に「小僧の神様」「ぼっちゃん」があった。気休め程度に気軽に選んで「ぼっちゃん」を開いた。
あれ?こんなわからんw表現・文体だったっけ?中学校の時読んでるはずだし、江藤淳の関係で大学の時も読んでたはずだったのになと変な感じがした。多分何作かの映画での印象が強くて、それで読んだ気になっているのだろう。
いきなり「慥」という字が出てきて面食らってしまった。りっしんべんに造なので別に構造的に難しい字ではないはずだが、見たことないw ルビふってないってことは、読めて当り前だってことかw 前に出ててルビ振ってあったのを見落としたのかも知れないと繰ってみたが見当たらない。赤線引いて?書いて頁を折ってw先に進んだら、10頁後に「たしか」とルビ振ったところが出て来た。
江藤淳の解説によると、1週間で一気呵成に書き上げたという。日露戦争の翌年39歳の時の作品であった。当時の口語に近いのだろうな。これは日本語1級の生徒達に説明せよといわれてもとてもできそうにない。20年くらいしか歳の違わない志賀直哉だと、もう現代語表記と違わないね。
年表に「明治25年(1892年)25歳 4月徴兵を免れるため分家し、北海道に移籍、北海道平民となる(大正2年に東京府平民に戻る)...」ってな記載があった。死ぬ4年前の46歳まで21年間w 漱石は徴兵忌避者かw 日清戦争だろな。へぇ〜80
また解説で「漱石夏目金之助...5男3女の末っ子...父の直克50歳、母千枝41歳...」に、へぇ〜50w
んで、1867年1月5日生れ、1916年11月胃潰瘍で病臥。12月初旬、大内出血を起こした後、12月9日死去。満49歳かな。「享年50歳」って書いてあるけど...
親父50の時の末っ子で生れて、50で死んだんだ。へぇ〜90w
仕事柄、他人の戸籍・原戸籍・除籍遡って調べること多かったんで、普通の庶民の明治時代人の人生想像したことは沢山あるけど、こういう文学作品とか評論、専門の論文など読むときに、作者が何歳で書いたかってのはほとんど意識したことなかったよなぁ。
解説者の江藤淳も、憲法と占領時代に関するする3部作とその後の時事評論で沢山読んだけど、もともと漱石論で世に出た文芸評論家だもんなぁ。確か「夜の紅茶」ってな随筆集、大学時代は持ってたような記憶だな。
もう20年以上、創作なんての所詮フィクションだってのって、少なくともノンフィクション、後は専門書ばっかしか読んで来なかったけど、専門書も特に憲法・民法の大元の思考の馬鹿さ加減がやっとここの7年ぐらい前に朧気ながらわかってきてw、どうも違いはそこにあるんではないとか遅まきながら気付いた次第ww...
今度ニョウボに江藤淳の「決定版夏目漱石」っての買ってきてもらお。
11月のニョウボ来連の際、適当に選んで何冊か文庫本を買って来てくれた。中に「小僧の神様」「ぼっちゃん」があった。気休め程度に気軽に選んで「ぼっちゃん」を開いた。
あれ?こんなわからんw表現・文体だったっけ?中学校の時読んでるはずだし、江藤淳の関係で大学の時も読んでたはずだったのになと変な感じがした。多分何作かの映画での印象が強くて、それで読んだ気になっているのだろう。
いきなり「慥」という字が出てきて面食らってしまった。りっしんべんに造なので別に構造的に難しい字ではないはずだが、見たことないw ルビふってないってことは、読めて当り前だってことかw 前に出ててルビ振ってあったのを見落としたのかも知れないと繰ってみたが見当たらない。赤線引いて?書いて頁を折ってw先に進んだら、10頁後に「たしか」とルビ振ったところが出て来た。
江藤淳の解説によると、1週間で一気呵成に書き上げたという。日露戦争の翌年39歳の時の作品であった。当時の口語に近いのだろうな。これは日本語1級の生徒達に説明せよといわれてもとてもできそうにない。20年くらいしか歳の違わない志賀直哉だと、もう現代語表記と違わないね。
年表に「明治25年(1892年)25歳 4月徴兵を免れるため分家し、北海道に移籍、北海道平民となる(大正2年に東京府平民に戻る)...」ってな記載があった。死ぬ4年前の46歳まで21年間w 漱石は徴兵忌避者かw 日清戦争だろな。へぇ〜80
また解説で「漱石夏目金之助...5男3女の末っ子...父の直克50歳、母千枝41歳...」に、へぇ〜50w
んで、1867年1月5日生れ、1916年11月胃潰瘍で病臥。12月初旬、大内出血を起こした後、12月9日死去。満49歳かな。「享年50歳」って書いてあるけど...
親父50の時の末っ子で生れて、50で死んだんだ。へぇ〜90w
仕事柄、他人の戸籍・原戸籍・除籍遡って調べること多かったんで、普通の庶民の明治時代人の人生想像したことは沢山あるけど、こういう文学作品とか評論、専門の論文など読むときに、作者が何歳で書いたかってのはほとんど意識したことなかったよなぁ。
解説者の江藤淳も、憲法と占領時代に関するする3部作とその後の時事評論で沢山読んだけど、もともと漱石論で世に出た文芸評論家だもんなぁ。確か「夜の紅茶」ってな随筆集、大学時代は持ってたような記憶だな。
もう20年以上、創作なんての所詮フィクションだってのって、少なくともノンフィクション、後は専門書ばっかしか読んで来なかったけど、専門書も特に憲法・民法の大元の思考の馬鹿さ加減がやっとここの7年ぐらい前に朧気ながらわかってきてw、どうも違いはそこにあるんではないとか遅まきながら気付いた次第ww...
今度ニョウボに江藤淳の「決定版夏目漱石」っての買ってきてもらお。
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