産経朝刊に北京郊外の私立学校の記事あった。匯佳(えけい=ほいじゃぁ)という名の所謂貴族学校らしい。ボイジャーっていう宇宙の彼方に飛んで行きっ放しのヤツがありましたなw。国外逃避組養成所でしょか。学校のスローガンは「一人の偉大な中国人を育てる」だそうです。取材した15歳の生徒は英語と日本語がペラペラだったそうで、親父の務めの関係で小学校時代は東京、中学は香港だってそりゃ喋れるに決まってンジャンw。授業は英語でノートパソ持ってて3ヶ国語必修だってさ。ご苦労さまです。寮生活でね。全校生徒数明示なし。最優秀の「国際コース」は200名。「有名俳優、政府高官の子弟や外国人も学ぶこの学校」ってことは、カネ払って入ったバカばっか、つうのが相場なんですけれどもネw。で、その英語日本語ペラペラのお坊ちゃんは「MIT進学してゲームやソフト開発とかプログラミングの仕事したい」ってさ。ようわからんでど、MITってそんなもんなの?

年間学費・寮費(3・4名の寮生活。週末だけ帰宅)が、中学部が5万元(65万円)・高校部が6万元(78万円)だそうです。そんなの表向きの金額で、まずボンクラはその4倍は支払って潜り込んでるネw。だって16歳のガキの小遣いが年間27,600元(358,800円)って書いてるじゃんw。もっと取材してよねぇ。

極めつけが150人の14カ国外国人学生がいて日本人は5名らしいが、最大60人を「超すw」(って何人だヨ。半分以上いるんだろ)韓国人生徒だってんだな。こりゃダメだわ。っこの人達ってつるんでナ。「韓国料理専門の食堂も完備されている。」あぁ、どうしようもネw。トドメが「北京駐在の親ではなく韓国にいる親が中国の将来性wを考えて子供を学ばせているケースが多い」と教師。...って、トヨタ・レクサスが思ったより売れてるらしいでが、デフレでカネ太りの海外逃避組ですよ。「うりなら」教育じゃどこいっても通じないってんでカネにあかせて海外留学なんですと。それ基点にして一族郎党と豚ズラ狙ってるってサ。世界人=國棄人養成所で決まりですね、ハイ。

極上生活から極貧生活農村関連書籍について、安徽省の農村ルポ「中国農村調査」(人民文学出版社)はこの1月刊行で3月かな発売禁止になっていたらしい。販売はいいみたい(というか手が回らなかった?)で、大連への日本人留学生が市場で10w元(130円)で手に入れて抄訳をネットで発表し出した矢先「中国共産党宣伝部は4日までに...報道を禁じる通知を国内メディアに出した。」そうですナ。内容の報道禁止ですな。私人のはどうすんのかな。

確かに極端なんですわ。大連も近在の村だか鎮だかの幹部が乗ってるんだとか示されたことあるけど、12Vのどでかいベンツがオール8並びのナンバーで我がもの顔でかっ飛ばしてたりネw。でその村とか鎮ですが、車で30分もしないで大連郊外出ると、原始生活かいま見えますな。ここはまだ地方都市ですからそんなに極端ではないとは思いますが、安徽省とお隣の南京やらまして上海となったらその格差は凄まじいでしょうな。大連でも天津街とか青泥シ圭の繁華街は小奇麗でも、そこからちょい行った大連駅裏手なんかは物貰いの子供達で溢れてますな。ちょいと油断すると車のドア開けてせがみますからね。とにかく支那にしろ朝鮮にしろその所得格差は半端じゃないですな。北東アジアと東南アジア合計20億人のうち、上位1%の2000万人は日本人平均より所得の多い海外旅行もできる層であるから、それを日本に観光誘致しようなんてな能天気なというか観光立国目指そうとする政府応援だろが論評があったけど、問題は残り99%がどの程度の生活してるかだよな。勿論ここにも大きな断層はあるでしょうけどね、実態は収集しないと始まらないわけですわ。何せ材料がやっと出てきたってもんですから。で、無断引用開始。
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A(安徽)省L村。生と死。この二つの概念は全く相反するものであり、まだ何も分からない子供でさえその区別を知っているであろう。しかし、時にはこの二つはその境目を曖昧にし、全く逆のものになってしまうことがある。生きている者が死んでいるようでもあり、また既に死んでしまった者が、まだ生きているような。農民Tがその一人である。Tは普通の農民である。もし彼に他と違うところがあるとすればそれは、彼が中学、高校を卒業しており他の農民より何年か長く学校に行っていることであろう。彼の家も他と同じく貧しく、食事を取れないときは庭にある水瓶の水を腹にためて飢えを凌ぎ学校に通った。大学の入試も受けたのだがあと数点の差で合格することができず、高校を卒業後はL村に帰り他の殆ど字も知らないような農民と一緒に働くようになった。彼がもし北京や上海の戸籍があれば、大学に入ることができその後の運命は全く違うものになっていただろう。

1993年、北京で党中央の「全国農村会議」が開かれ、農村に対する新しい政策を決定した。Tは新聞等で資料を集めると、早速村の家々を回って中央の政策を説いて回り、村で行われている「違法徴税」の改善を求める運動を始めた。L村は解放後にできた貧困村である。土地の多くは黄土層で耕作には適さない。更に1991年の大洪水で荒廃しきっており、村人の年収は僅か400元(5,500円)という有様である。そのような村に対し103,017元(1,339,221円)の税が課せられており、更にその他の多くの名目で違法に税金が徴収されるということが起こっていた。中には金を払えずに村を棄てるものも多くでてきている。Tは家々で「国は総収入の5%以上を徴収してはいけないと規定している。しかしこの村の税金は規定の5倍以上が徴収されている。」「また村の共同倉庫も村幹部が勝手に他に貸し出し、9千元もの賃貸料を自分のものにし、さらにその倉庫を4万元で売払っている。」「91年の洪水の年も政府から送られてきた援助物資を着服し、さらに計画出産税を不当に徴収している。」などと次々と村幹部の腐敗を糾弾した。L村の村長Kの息子は特にひどく、常にスタンガンと手錠を持ち、民兵を連れ「日本鬼子」の様に(注:酷いことの例えw)村民を脅かし金を巻き上げ、食堂でも金を払わず飲み食いし村民にそのつけを払わすなどしていた。Tの説得の結果、「他の村もこうだ、訴えても無駄だ」という意見も少なからずあったものの、この状況を村の党委員会に訴え帳簿を調べ直してもらうことになった。Tらが提出した調査表を見た郷の党書記は「確かに違法だ。多く取りすぎている」と言い、数日後に回答をする事を約束した。次の会議の上で、郷党書記の意向を受けた副書記が村支部書記Dに「違法徴収」に関し説明を求めると、支部書記Dは突然怒り出し「何処の村も同じようにやっている!説明することなど無い!帳簿の再調査だって?やれる物ならやってみろ!奴等は俺が家を建て、トラクターを買ったのに嫉妬しているんだ。村民が貧しいだと?ざまぁ見ろだ!」と暴言を吐いた。

会議での支部書記の発言を知ったTは怒りを堪え切れず、正月の3日前という時期にもかかわらず今度は「違法徴収」の資料を県の規律検査委員会に送り再調査を申請した。資料を受取った係りの者は「年末である」という理由で年を越してからこの案件を審議することを約束した。怒りの収まらない村民たちは、正月の18日、直接県の党委員会に訴える事を決め、少ない蓄えの中からバス代をかき集めTを代表として県へ送り出した。Tから訴えの手紙を受取った県委員の主任は、村のあまりの状況に驚き、早速調査を行うようにと指示を出した。
-------第一篇終り

ま、この格差ね。ただ、この事例が1993年ですからね。11年経ってます。大連地元の連中によると、ここせいぜい5年か6年らしいですね、こんなに綺麗になって暮らし向きが楽になったのわ。ただこれも都市(中心部250万人くらい。近郊入れて500万かな)の…

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