昨日の朝方、ある人のブログで紹介されてたので早速ザット閲覧して、まぁ今の所はこんなもんでしょうと思えたので、とりあえず「概説」だけプリントアウトして、どこが不十分が赤ペンで書き込んでおいた。先ほど産経ウェブページを見たらこの国立国会図書館の「日本国憲法の誕生」ページは昨日開設されたばかりのようで、記事にしていた。

http://www.ndl.go.jp/constitution/index.html

普通法学部法律学科生は2年後半あたりから憲法やりだしたな、30何年前はw。有斐閣法律学全集は当時900円くらいだったんじゃないかな。宮澤俊義と清宮四郎、佐藤功に小林直樹(横組み上下巻=迷惑w)、講座とったんで橋本公亘に清水睦。思いっきり左がかった鈴木安蔵。たまたまGHQに一人で放っておかれて立法者面できたw佐藤達夫。神保町に高田馬場早稲田近辺の古本屋回ってとにかく手に入る体系書は全部買って読んだよな。あと日本評論社の宮澤コンメンタールに有斐閣の講座もの(つまり論文集)な。体系書の解説本も何冊買ったか。4年生ごろからは芦部信喜(図解出てたなw)に、それから京都の佐藤幸治本ではしょっぱなに憲法への「アフェクション」と出てきて面食らってしまった。受験英語では「愛情」しか知らなかったもんでw。「献身」くらいの意味なのかも。もっと迷惑だったのは、樋口陽一せんせの「比較憲法」。プープル主権だのナシオン主権だのまぁw。試験委員だったから買うんだな受験生心理としては。今や共○党系列でバレバレだもんネ、このしとw。

とにかく、いくら読んでも腑に落ちないんだもんなぁwケンポー。何が書いてあるんだか、論理が飛躍してるようでバラバラな印象で、個別論点はなんとか分かるといえば分かるような気もするけど、何か肝心のところがピンと来ないんだなぁ。(今から思うと「国家論」が抜けてるんだね)まぁてきとーに合わせてw優はいただきましたけど、学部レベルじゃ意味ないですわねw。

卒業して事務所勤めながらの浪人時代も試験目標だったから、外野の本を読まなかったので視野狭窄のままでしたですな。たまたまちょいと余裕というか試験現場から離れるようになって、普通の本屋の普通のコーナーで文春文庫かな「1946年憲法-その拘束-」なんてな背表紙が目に止まって、著者名見たら漱石関連とかエッセィ(夜の紅茶)で読んで多少ファンだった江藤淳じゃないですか。あらまコノ手の著作もものされてましたかと早速買って読んでビックリ。東大憲法教授で試験委員の小林(直樹)せんせ、やられまくってるじゃあぁあ〜りませんかw。3部作(「1946年憲法-その拘束-」「忘れたこと忘れさせられたこと」「閉ざされた言語空間-占領軍の検閲と戦後日本-」)を即買い揃えて夢中で読んでしまった。

いやぁ、貴重な青春時代wをくだらん本の群に費やしたことを恨んでも、今更もう致し方ないわね。とにかくテレビにも平気でこれら憲法学者がお出ましで、今から思うと能天気な「べき」論ばっかおしゃべりしてたんだからね。ま、今の北解説の伊豆見・小此木さんみたいなもんネw。多少おかしいかなと思い出したのは、小林せんせが社会党のために「自衛隊違憲合法w論」岩波新書で出したり、橋本公亘せんせが選りによってw公○党支持打ち出しちゃったときだったような気がする。以来、もう憲法体系書買うのやんぴw。馬鹿っくさくてサw。40代若手もかわいそうに「老害(講座システム)」で「日本は共和制である。」とかその体系書に書かせられてるんだもんなぁ。

ネーミング(著作者名もw書名も)はダサイwけど、今すぐ手に入るんでは西修著「日本国憲法はこうして生まれた」(まんまじゃんw)でしょね。中公文庫でお求め易いし安いですよん。んでこれを読まなくてもいいくらいに、まぁまぁよくまとまってるのが上記HPの「概説」だと思うのね。こらいぃわいっw。外地だから本自体手元にないもんでネ。

ただ、「自由指令」はボヤカシでしょ。はっきり「公職追放令」と書いて東久爾内閣の閣僚排除して脅しつけたとした方がいいね。戦後インフレと650万人の(軍人の)復員に(民間人の)引揚で職がない即ち収入が絶たれるという具体的な恐怖(家族を人質にした)で口封じしたのだね。実質憲法制定議会を構成する戦後最初の総選挙(帝国憲法下での第90回帝国議会カナ)では、この公職追放によりほとんどが新人というど素人の集合体であったのですね。ぬくぬく安全な檻の中で「自称苦節」ホントは安全ラクチンw13年の○産党員、以外はみんな多かれ少なかれ「戦争協力者」であって(当然でしょ。国民なんだから)、狙い討ちされたら即無職ですからねぇ。関心視線は当然GHQの意向にだけ、向いているわけですわ。

そこいら示さないでまた考慮しないで、小林せんせのお説では「確かに2月4日から11日まで(だったかな?13日に提示。白洲次郎の本にリアルに書いてあったナ)の民主党左派ニューディーラーでオマケに法律素人軍人(娑婆で弁護士だったってもねぇw)と22歳タイピスト(ベアテ・シロタが唯一日本滞在経験<お父さんが芸大のピアノのせんせかな>あって図書館駆けずり回って参考書集めたw)がでっち上げたんだが、きちんと議会で討論検討してるんだ!」ってなことおっしゃってますですねw。これって子供騙しだよねぇ。

芦田修正の意味すぐ判明して(議事録が一昨年かなやっと公開されたが、彼が後日言ってたような含みの発言は記載がなかった。つまり、議事の速記録は即時英文に翻訳されてGHQに報告されてたから、彼は心の内でのみそう思ってたというふうに私は解しますがね)極東委員会から「文民」なんてな新語ぶち込むことを要求されて貴族院では議員から質問するという形で修正してるもんね。完全にコントロールですよ。間接占領と同じ扱い。

もっとも下手な抵抗しなくてよかったんですよん。オーストラリアにニュージーランド、カナダとかソ連もそうかな、天皇戦犯説ですぐクビに縄付けろとか言ってたわけだし、そもそも占領中に憲法いじるコト自体、んなもん無効だってことは押し付ける方も押し付けられる方も分かり切っていたんだもんね。(美濃部達吉貴族院議員の反論書参照のこと)

全ては幣原喜重郎が一人で被って沈黙(言わなくても当時の人たちはみんな分かっていたと解するね、私は)の内に亡くなっていったのね。つまりマッカーサーに全権あるうちに(すぐに極東委員会に憲法事項権限移っちゃう)すってんてんの国の姿さらして「これで仕返し(復讐戦)はないでしょ」ってなことにしたんだね。

やっぱ、問題は1952年4月28日以降の吉田の態度でしょうね。岸信介見なおされて娘孫の安倍晋三がクローズアップされるのもわかりますなぁ。

---追記
小学館文庫で憲法シリーズでてるけど、あんまり意味ないネw。一応全部しっかり読んだつもりだけど、「べき論」まんまっぽいな。資料も偏り過ぎ。他のこの文庫シリーズがいいんでよくすっぽ立ち読みもせずにいきなり全部買ったのだけれど、見事に当て外れwでしたな。創○大のせんせのコンメント読んでもなぁぁww。

 

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