2004/07/14 (産経新聞朝刊)
留学生不法就労問題の酒田短大 法人に初の解散命令文科省方針「自主的望めず」 ( 7/14)

多数の中国人留学生の不法就労問題で経営難に陥り、事実上の閉鎖状態にある酒田短期大学(山形県酒田市)を経営する学校法人「瑞穂学園」に対し、文部科学省は十三日、一両日中にも解散命令を出す方針を固めた。この日開かれた大学設置・学校法人審議会の学校法人分科会で了承された。大学を運営する学校法人に解散命令が出されるのは初めて。

酒田短大の学生は現在ゼロで、授業や募集活動も行っておらず、学校としての機能は完全に停止している。このため瑞穂学園は学校経営に最低限必要な学生や教職員を持たず、意思決定機関である評議員会も設置されていないなど私立学校法に違反する状態が続いており、文科省は自主的な解散を再三指導してきた。

昨年十一月に法人側が理事会を開き、自主的に解散する方針を決めたものの、半年過ぎても解散手続きに移行する見通しが立たないため、文科省は強制的な解散命令に踏み切った。

文科省によると、現在法人に残るのは法律の知識や私立学校制度の理解が乏しい理事数人のみで、「自主的解散は望めない状況」。法人側も命令を出すことに同意しているという。

解散を命じられた学校法人は、清算法人に移行し、現有財産の処分を中心とする残務処理のみを行うことになる。

酒田短大では十三年十月、受け入れ予定の中国人留学生二百六十五人が在留資格を満たしていないことが発覚。その後も留学生約二百人が首都圏で不法就労していたことが社会問題化するなど、留学生をめぐる不適切な運営実態が次々と明らかになった。

酒田短大の学生の九割以上は中国を中心とするアジアからの留学生で、留学生抜きでは経営が成り立たない状態だった。相次ぐ不祥事により留学生募集を停止したため経営は悪化。役員の退陣や教職員の解雇が続き、学生もいなくなったため、十四年十月に事実上の休校状態になっていた。

≪各地に“破綻予備軍”≫
酒田短大は入学生の目減りを留学生で埋め、国から出る奨学金で経営を支えるという安易な経営を続け破(は)綻(たん)した。少子化による定員割れは私立大学の三割近く、短大の半数近くで起きており、文部科学省も“破綻予備軍”を注視している。

文科省によると、定員が埋まらず学生募集を停止した大学・短大は平成十二年度は一校。しかし十三年度は四校、十四年度は新たに五校が加わり、十五年度には四年制大学の立志舘大(広島県坂町)を含む十八校が相次いで募集を停止した。

石川県七尾市の七尾短大も全学生百六十九人のうち九十五人が留学生で占められ(十三年四月)、入学生の相次ぐ失踪(しつそう)が問題化。入管当局が厳格な入国審査を行った結果、大幅な定員割れに。今年三月で閉校を決めた。

山口県萩市の萩国際大は十四年度の募集定員三百人の三分の二を留学生が占め、うち八割が中国人だった。入管当局が厳しい姿勢で臨み、大学側も改善を図ったが、今春の入学者は定員三百人のうちわずか二十二人。十一年度の開学以来、学長四人が代わるなど苦境が続いている。


「入国管理局の厳しい審査」ってそんなこと普通なの。今までがルーズだっただけね。あとは「日本語学校」でしょ。「普通に」取締りなさいよ。

日本語学校入学できたら、あとは「各種学校」入って就学生てのが、いっちょん多いんでしょ。酒田短大てのは、それ横取りしてただけじゃんw

酒田短大って確か、黒龍江省哈爾濱とか旧満洲地域の若者を「留学生」とかで多く受入れてたんだったよね。

あんな内陸、それも国営企業だらけでカネなんて持ってるわけないのに、「不法入国」(要件誤魔化し)「不法滞在」の教唆じゃん、実質的に。

だって大連の給料水準の半分じゃないの、哈爾濱なんて。ニョウボの郷だから悪くいいたくないけど、事実じゃしゃーないもんなw

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