さて、こんなにたくさん建てられたマンション、いったい誰が買っているのでしょう。平米6,000元(90,000円)として、100平米なら60万元(900万円)。いくら中国の人たちの所得が上がっても、住宅ローンが普及しても、月給2,000元(30,000円)前後の庶民に手が届くものではありません。

飲まず食わずで働いてローンを返済しても600,000元÷2,000元=300ヶ月=25年。高い人民元の金利を考えれば、返済期間はもっとずっと長くなります。なんにも悪い事をしていないのに、これではほとんど無期懲役です。

ここで浮かび上がってくるのが、いわゆる「個人業主(がーれんいえちゅー)」、個人大家の存在です。現在の北京のマンション建設ラッシュは、自宅用の需要も多いかとは思いますが、家賃収入と値上がりを狙った「個人業主」が複数の部屋を買う、という需要にも支えられているかと思います。

実際、今、北京で部屋を借りようとして、不動産仲介会社に紹介を求めると、分譲専門のはずのマンションの物件がたくさん出てきます。これらは全て、「個人業主」が買って、それを賃貸に出そうとしている物件です。


マンションはこれで説明つくかもしれないけど、自動車はどうかな?

40万元(520万円)のアウディが平気で走ってるし、BMW7シリーズ、ベンツ
もやたら見かける。20万元以上が高級車らしいが、日本車は粗方このクラスでしょ。ウチの新藍鳥(日産ブルーバード)は27万元(351万円)だったな。会社でローン組んだ。もち、普通の青ナンバー。へたに目立ちたくないからね。通関部長専用車のワーゲンジェッタは16万元だったかな。

トヨタのランクルが流行ってるようだが、77万元(1000万円超)するんじゃないの?

かたっぽじゃ、大学卒業してもすぐに就職できない状況で初任給が2・3,000元とかだしね。マンションもそういう層向けに5・60平米のが増えてきてるようであるな。ベッドだからこれは相当狭い。また造りもはしょってるらしく、内装ピカピカの見栄タイプのような感じだそうだ。

これら全部、高金利のローン、ってなわけねぇ。

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