黄色産業真っ盛りw

2004年7月23日
(宮崎正弘氏メルマガ)

黄色産業(ポルノ、風俗)華やかなるかな、中国のインターネット---言論の自由を規制すると、ポルノが栄える皮肉

中国の売春婦は1200万人。AIDSの蔓延の恐怖は、ようやく認知されるに至ったが、抜本対策は遅れている。

SARSを告発した軍医・江某は世界的に有名になり、六月、娘のいる米国へのヴィザを申請したところ、軍当局が身柄を拘束、49日間もの取り調べを進め、ついに米国への出国をあきらめさせて、先頃自宅へ戻した。江医師はその後、記者会見に応じていない。

江医師はSARS告発の恨みを軍から買って、一年後にいじめられたのではない。今年三月頃から江医師は「6・4再評価」の論文を書いたりしたため、軍がおこったのである。

さてインターネット・カフェまで監視下におく中国は外国サイトへのアクセスを妨害し、自由の言論を封じ込めているが、ポルノサイトの流行には打つ手がないようである。
 
中国でインターネット加盟、とうとう8700万人(7月20日現在、北京当局発表)。ウェッブ上の「ポルノ}(黄色)が氾濫しはじめた。当局が確認しただけでも中国の「黄色網点」(ポルノサイト)、はおよそ700前後ほど存在しており、闇業者が殆どである(ピンクというのは日本だけ、諸外国はイエロー・ペイパーというようにポルノも黄色と表現する)

海外のポルノ画像へのリンクがおおく、さらにポルノ小説へのアクセスが夥しく確認されているらしい。

公安当局が本気で追っているのは法輪功と民主活動家、最近はこれに北朝鮮からの脱出支援組織などで、ポルノなんぞ一々取り締まっておられるか、というのが公安一般の反応だ。

そのうちポルノ画面に隠れて反政府運動のメッセージ交換の場となるのではないか。

(訂正)昨日付けの北京「SARS告発医師」の「江某」について、下記『産経新聞』報道によれば、

「北京市の退役軍医・蒋彦永氏(72)が19日夜、49日ぶりに自宅に戻った。産経新聞に対し、家族が21日確認した。蒋氏は軍当局に軟禁され、思想教育を受けていたとの見方が強いが、家族は「軍の規定があり記者の取材は受けられない。詳しい状況は(蒋氏の所属先である)人民解放軍301病院政治部に聞いてほしい」と語った。蒋氏は心身ともに健康だという」(7月22日)。

というわけで「江某」は「蒋彦永」でした。江(Jiang)と蒋(jiang)は発音が同じ、小生は英語媒体で先に入手した情報だったので、そういう即断の誤記となりました。お詫びし、訂正します。

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