(NNA2004年07月29日 中国)
6割のブランド消滅へ、中国エアコン市場[家電]

国務院発展研究中心などが行った調査によると、中国国内のエアコンブランドのうち、今年だけで約6割が市場から消えることが分かった。

商品としてのエアコンが淘汰される形だが、背景には消費者ニーズの上昇に応じられない中小零細メーカーに突きつけられた厳しい現実があるようだ。

同様の動きは他業界でも加速しており、エアコンブランドの急減は、ひしめき合う中国ブランドの大淘汰時代の象徴ともいえそうだ。27日付広州日報が伝えた。

調査は同発展研究中心経済研究所と北京顧能市場調研中心が今年1〜7月に実施したもので、国内50都市・1万6,000世帯を対象に行われた。

調査結果によると、現在、国内のエアコンブランド数は140種類。このうち、年内には50ブランドまで減少すると予測している。

原因は消費者のブランド志向の強まりが進むことで、中小零細企業が作る低レベルのエアコンが売れなくなるからとしている。

■「健康」「省エネ」志向の消費者
調査では、消費者の健康に配慮するブランドが今後の売れ筋であることが判明している。「商品購入の際、最も注目すること」では、「健康」との回答が80.3%でトップ。「省エネ」が78.5%に2番目となり、「価格」(76.4%)、「アフターサービス」(76.2%)と続いた。

健康に配慮し、省エネタイプでないと、価格がたとえ安くても消費者は購入しない傾向が明らかになった形で、調査結果では、現在の6割のブランドが年内に姿を消すことになるとしている。

エアコンブランドの急減現象は進んでおり、2000年には400ブランドあったものが5年間で140ブランドまで急減。さらにこれが50ブランドにまで減ることになる。加速度的な現象は、低レベルのエアコンブランド乱立が関係しているのは間違いなさそうだ。

■需要台数は増加、05年には1,400万台へ
一方、中国のエアコン需要台数は2003年には1,228万台だったのが、今年は1320万台となり、来年は1,400万台にまで成長するものと見られている。ブランドが淘汰されても市場は拡大することを意味しており、中小零細企業が厳しい戦いを強いられているのに対し、これまでの“勝ち組”はさらに売上げを伸ばす余地があること示している。

理由としては、大都市部での住宅着工の増加に伴い、新たにエアコンを購入する層が依然としていることや、家庭の収入増加で初めてエアコンを購入するケースが今後も続くことがあるものと見られている。

ただ、今後、市場が拡大するが、成長スピードはやや鈍化することも分かっており、中国のエアコン市場は今後、緩やかに発展していくものと見られている。

都市部での普及率は48.9%

昨年の都市部のエアコン普及率は前年と比べ2.4ポイント増の48.9%。1世帯平均で2.13台あることになるという。

ブランド別では海爾(ハイアール)がトップで17.9%。格力(12.1%)、科竜(11%)、美的(10.9%)となり

上位4社だけで市場の半分を超える51.9%を占めている。


工作機械納入にかかわったのがちょうど10年まえでそのときからやたら知らないメーカー乱立気味だったら、約10年で「エアコン大淘汰時代突入」てなことになる。

他は何かな?...多すぎて、ほとんどすべて、だろなw

テレビに扇風機、洗濯機にステレオに、家電じゃないけど、PCもだな。案外自動車も、早いかもね。購買層過剰見積もりの過剰生産で、値下げ競争から淘汰が始まるんだろな。

13億の大市場のデマがな、諸悪の根源と。

当然問題は、雇用でしょ。今でも大学生就職難なのに、ますますその傾向が続くてなわけね。

雇用悪化は個々人の生活直撃だから、今までのような抽象的な「愛国主義」=「日本悪人論」だけで、凌げるかな?

(かつては無知な被統治民、今は低民度老百姓の)怒りの矛先が(共産党無能)政府にすぐ転化するのは、毎度繰り返されてきた「易姓革命」のパターンだしな。

中国的社会主義の到達点が、「マルクスの理想的革命状況」てのも皮肉だけどな。

ホントに、2008年まで持つかな、赤支那は。

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