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さよなら重慶 2004.08.01

ヨルダンとの試合は本当に厳しい試合になったよ。ホテルに帰ってきたけど、なかなか眠れそうにないから日記を書くことにするわ。

アジアカップ、ここまでも難しい試合をやってきたけど、今日は一段と難しい試合になった。

国歌演奏のときのブーイングは今日も激しかったよ。あの雰囲気の中で勝ちたいと思ったし、勝って重慶を去ってやるぞって思った。

立ち上がりは予想以上にヨルダンが攻めてきたから、少し受身になってしまった。相手ボールへのチェックが甘くなってしまったし、全体的に球際の強さもかけてたと思う。それが修正されへんままに失点してしまった。
ただ、早く追いつけたからよかったね。あのまま時間が流れていくと嫌な雰囲気になるから。

試合を通して感じたのは、ヨルダンの守備がかなり組織的やったことかな。こっちが思うようにボールを回させてくれなかった。

こないだも書いたけど、アジアで勝つことが難しくなってきてる理由のひとつに、外国人のコーチや監督を招聘してることがあると思う。ほかの試合の映像を見てたらけっこう外国人の姿が映るからね。そういった人たちが持ち込んだ戦術なり、チーム作りがアジアのレベルの格差を少なくしてると、そんな風に感じるわ。少し難しくなったけど。

延長が終わってPK戦に突入。

俊とアレが蹴ったときに、(テレビで見たらあんまり分からへんかもしれへんけど)足元の芝がすんごいめくれ上がっててん。あんな状況ではまともなキックができるはずがない。ボールを蹴ろうとして軸足を踏み込んだら芝生が動いて、そのおかげでボールが動いてしまって、ボールの下を蹴って上へ飛んでいってしまう。

何とかできへんかなと思って、「フェアじゃないから反対のゴールでやってくれ」って主審に言ってみてん。ダメもとで提案してみたら考えてくれてゴールを変更することに。

向こうのふたり目が蹴り終わってから移動してくれるかと思いきや、アレの次から向こうでやることになって慌てて「それはおかしい」って言いに行ったけど、もう主審は興奮してしまってて聞く耳をもってくれへんかった。

そっからはヨシカツが止めに止めてくれて…。俺は7人目に指名されてたから、回ってくるかなってとこやったけど、これが回ってきてんなぁ。あんまりPKって得意じゃないねんけど、いい感じで集中できてたのか、あのときは周りのブーイングが全く聞こえへんかったよ。すーっと助走に入っていけた。

勝った瞬間は思いっきりダッシュしてたなぁ。めっちゃ嬉しかったからねぇ。

でも…この先も試合が続くわけで、今日の苦しい試合を勝ったことを生かすためにも次のバーレーンとの試合に向けて気持ちを切り替えるよ。さっそく明日は済南へ移動。今日は長々と書いてしまったね。そろそろ寝ますわ。

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