(NNA)2004年08月05日 韓国
天井知らずの「技術貿易赤字」[商業]
技術貿易の赤字幅が年々拡大している。特に主力輸出品目の半導体や携帯電話では技術赤字が構造的に増加しており、「情報技術(IT)大国」が「張り子のトラ」であることが分かる。政府は国家技術革新体系を稼働し、技術開発の方法をこれまでの「模倣・改良型」から「価値創造型」に転換する計画だ。
(「創造」の源の研究とは反省の繰り返しだと思うので、「朴正煕著作集」レベルを納得してから再出発するような国民合意くらいまで至らないと到底無理だと思われ...)
科学技術部が3日発表した「2003年の技術輸出・技術導入実績」によると、韓国の技術輸出は8億1,600万米ドル、輸入は32億3,600万米ドルで、技術貿易収支は24億2,000万米ドルの赤字となった。これは前年(20億8,300万米ドル赤字)に比べ3億3,700万米ドル(16.2%)増えた水準。
韓国の技術貿易の赤字規模は、90年の10億6,600万米ドルから96年には21億8,800万米ドルに急増。その後も毎年20億米ドル以上を記録し、技術貿易の慢性的な赤字国から抜け出せないでいる。
技術別の赤字規模を見ると、IT分野が9億100万米ドルで全体の37.2%を占めた。以下、電機・電子が3億7,900万米ドル(15.7%)、化学が2億6,900万米ドル(11.1%)、建設が2億6,100万米ドル(10.8%)など。
国・地域別での赤字規模は、対米国が17億2,200万米ドル、対日本は4億1,600万米ドルに達した。対ドイツも1億4,800万米ドルと多い。韓国貿易研究所の関係者は「技術貿易赤字のほどんどが、日米など主要国に集中しており、品目も主力製品であるという事実は、韓国の輸出構造が『砂の城』であることを示している。基幹技術の素材・部品開発に総力を傾けるとともに、市場を多様化する努力も必要」と指摘する。
これに対し、対中国の技術貿易収支は前年比7,700万米ドル増の2億5,400万米ドル黒字、対インドネシアも5,900万米ドルの黒字を記録している。ただ、これらの国がIT投資を拡大し、低価格品の輸出を積極化した場合、韓国の輸出構造は二重苦に悩まされることになる。
(キムチ加工工場さへ、工賃等安い支那にいってしまって、「特殊食品キムチ」も貿易赤字だそうで)
■模倣型から価値創造型に
これを受け政府は、このほど確定した国家技術革新体系(National Innovation System)の構築により、技術開発の方法をこれまでの「模倣・改良型」から「源泉基盤・価値創造型」に改革する計画を明らかにした。また、技術価値評価機関を発足するほか、技術信用保証基金の融資比率も現在の7.5%から07年には50%まで引き上げる方針だ。
Tweet
最新の日記
<<
2025年5月
>>
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27 | 28 | 29 | 30 | 1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
日記内を検索
コメント