これ、説得力大。変わらぬ竹中批判も明確だし。
2004年8月20日
(多事X論)
平成16年8月19日(木) 拉致問題 〜小泉真理教の病理〜
これまでも何度か指摘したが、最近保守論陣が二極化しつつある。その分岐点は言うまでもなく例の5.22小泉訪朝評価論にあるのだが、小泉外交を擁護する論陣の主張は脳天気をとおり越して、かなり危険な水域に達している。
この小泉真理教信者(小泉バンザイ族とも言うらしい)も、常日頃は朝日や社民・共産、支那・韓国、日教組批判等、結構まともな事を言っているが、こと小泉が絡む政策になった途端に盲目的に教祖様を崇め、愚にも付かぬ論を展開する。
この手の信者に是非一度聞いてみたいのだが、もし5.22日朝会談の際、小泉が家族会が主張するように経済制裁をチラつかせ、毅然とした態度を貫いたら小泉批判に転じていただろうか?
答えは断じてNOだろう。(苦笑)
十中八九『小泉首相はテロに屈しなかった』と諸手を挙げて賞賛するに違いない。
要は、確固たる歴史観なり国家観なんて空っぽで、小泉のやる事は理屈抜きに善としているだけなのだろう。(まさに宗教の世界だわな)
その証拠に彼らは最近所謂戦後民主主義にすっかり汚染されている。その典型が北を必要以上に恐れ、まるで腫れ物にさわるかのように、対北強行策を否定する事だ。事を荒立てるとテポドンがどうの、核がどうのと主張している保守系のサイトなり掲示板を多数見かけるが、摩擦を恐れ、なるべく穏便に解決しましょう♪なんて外交姿勢はまさに悪しき戦後民主主義の象徴ではないか。
このような事なかれ的な外交姿勢を左翼が主張するなら納得するが、そうではなく表向き戦後民主主義を批判している保守系サイトや掲示板の投稿者ですらこの体たらくなのである。
最近、ある保守系サイトの掲示板でこんな投稿を見かけた。
『もし今日本が強攻策一辺倒になれば、北朝鮮の思うツボです。拉致被害者は誰も帰って来ません。『この問題は解決しているニダ』で押し通すでしょう。』
実に不思議な論理展開ではないか。
ここでいう強攻策が軍事行動を指すのか、経済制裁を指すのか解らないが、今もっとも強攻策を訴えているのは、拉致被害者の帰還を誰よりも待ち望んでいる家族会の方々だろうに。
この論理矛盾をこの投稿子さんは一体どうやって説明するのだ?
初めから親小泉ありきで、後から理屈をくっつけるから、こんな噴飯物の愚論になってしまうのだろう。
この投稿子のように、小泉真理教信者はやたらと『○○は北の思うツボ』と言い出し、クライン孝子あたりも『国論が二分すれば北に利する』などと主張しているが馬鹿も休み休み言え。
北が最も敵視しているのは日本政府ではなく、家族会や救う会だ。
テポドンがどうの、核がどうのと恐れるしぐさを見せ北の心理戦にまんまとはまり、北が最も敵視している家族会の主張を否定し、家族会と世論を分断させる事こそ北の思うツボではないか。
小泉真理教信者はもはや立派な北の工作員なのである。
ごもっとも。
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