(西村幸祐 酔夢ing voice)
(略)
いつの間にかアテネ五輪が始まっていたが、日本人が大健闘をしている。アトランタ、シドニーと五輪を取材していたので、12年ぶりに五輪をテレビで思う存分観戦できる。柔道の表彰式で興味深い光景を見たのだが、それが今回初めてのことなのか、アトランタ五輪の頃からそういう現象があったのか、良く分からない。
何かと言うと、誰の表彰式か記憶は曖昧だが、金メダルの表彰で国旗が掲揚され、国歌が吹奏される時、会場から君が代の合唱が聴こえてきた、私の知る限りでは、五輪で初めてのことなのではないか?
日本人アスリートの活躍の裏には世界的にドーピングに厳しい目が向けられるようになったことと無関係ではないだろう。冷戦期、東ドイツ選手の異常な肉体の強さは悲惨な薬物による筋肉増強やドーピングの犠牲の上のものだった。好記録は累々とした屍の上に築かれていたのだ。ドイツ事情に詳しい湯浅健二が言ってたが、東ドイツはサッカー選手でも身体はボロボロになるらしい。
支那も水泳陣が異常に強かったり、馬軍団という世界記録連発の陸上選手団がいたが、全て薬物による肉体増強の結果であり、選手たちは悲惨な人生を送っている。まさに人造人間にされていたわけだ。 共産主義の非人間的な側面が良く分かるが、ドーピングは西側諸国でも頻繁に行われていた。
アトランタ五輪で日本がブラジルに奇跡的な勝利を挙げた試合は、当時米国に留学していた天野君と佐保君という学生と観戦した。
試合後、誰が用意したのか大きな日の丸をクルマの外にはためかせてフロリダを疾走したことを思い出した。海外で暮らしているからこそ、彼らは日の丸を用意したのだろう。観戦ツアーのバスを追い抜く時、日の丸を車外に翻し、クラクションを鳴らすと、バスの中から大きな歓声が聴こえてきた。
(略)
Tweet
最新の日記
<<
2025年5月
>>
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
27 | 28 | 29 | 30 | 1 | 2 | 3 |
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
日記内を検索
コメント