経済論は循環論になってしまうので、こちらにお任せ。リチャードクーさんどこ行った?
2004年8月23日(多事X論)
■平成16年8月22日(日)ダイエー再建〜そんなに経済を壊したいか?〜
以前も指摘した通り、他サイト批判はあまり本位ではない。
しかし、当サイトをリンクして下さっているサイトでリンクされてる以上、あまりのデタラメを流布している場合は、当サイトの読者の為にも黙って見過ごす訳にはいかない。
という訳で、例によって泥酔論説委員の日経の読み方を取り上げるが、ダイエーの再建策についてこんな論説をされている。
『ダイエーの問題点とは経営効率が悪く、負債が多いということに尽きます。』
http://www3.diary.ne.jp/search.cgi?user=329372&;;;cmd=show&num=2004082051092960368&log=2005680160&word=ダイエー
この論説には2つの重要なポイントを故意なのか本当に解らないのか知らんが、スルーしている。
確かにダイエーは負債を抱えているが、以前も指摘したとおり本業は黒字の企業だ。(むろん、負債の返済計画も公表している)
そして今回の騒動のトリガーはダイエーの都合でも銀行の都合でもなく、全ては金融庁=竹中の都合である。
要は、負債を抱えてはいるが本業は黒字の私企業を国家が解体しようと奔走しているのがダイエー問題の本質であって、まさに共産主義革命さながらの愚行が実行されようとしているのである。
この一連のダイエー問題について、ある経済サイトが実にするどい論説をされているので以下に引用するが、マスゴミが絶対に伝えない正論はまさにダイエー問題の核心を突いている。
「密告と人民裁判の恐怖政治」
株式会社は株主のモノである。それゆえ株主は取締役を選び、その経営を見守る。しかし国家権力が経営に介入すれば自由な株価形成が破壊される。
風評による株価操作を取り締まるべき金融庁が、風評をリークして株価を暴落させる状況は異常である。
堂々たる黒字企業が再生機構送りを告げられる状況に対して、産業界の監督官庁である経済産業省は「金融の都合で企業の生死を論じるのは本末転倒」と正論を述べている。
(http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt46/20040810AS1F1000810082004.html)
しかしマスコミは企業の悲鳴と経産省の正論に耳を貸さない。
スターリンは密告によって3000万人を処刑した。毛沢東は人民裁判によって5000万人を虐殺した。
金融庁は密告によってUFJを赤字決算に追い込み、UFJは自らが生き残るために取引先を再生機構の人民裁判に差し出そうとしている。
金融庁の手法は社会主義国の独裁者の陰湿な手法と同じではないか。
http://www.kyas.com/club9/c9/c9_536.html
植草ミラーマンで潰されたんで、こっちサイドの論客の声が聞こえなくなったような気がするが...。
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