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2004年9月9日(産経抄)
▲その時代の戦争は、その時代の歴史的背景を理解して評価すべきであり、いまの時代の尺度や価値観で解釈してはならない。日露戦争も大東亜(太平洋)戦争も、日本がたたかった戦争は、敗戦後、みな歪曲(わいきょく)され醜悪なものにされてしまった…。
▼先週の本紙「新・地球日本史」で、平間洋一・元防大教授が指摘されている。たとえば日露戦争当時の西欧諸国には、有色人種や異教徒に対する強烈な偏見があった。アメリカ大陸のインディアンやオーストラリアのアボリジニなど。おかしな見方にはきちんと英語で反論せよ。
▼そうでないと歴史はドラマ化され、イメージとして定着してしまうと平間教授は警告するが、こうしたことは音楽の世界でもありそうだ。指揮者・岩城宏之氏の新著『音の影』(文藝春秋)によると、日本の人気ベスト3はドボルザークの『新世界』とベートーベンの『第九』『運命』。
▼それはいいのだが、世の中にまかり通っている『新世界』は、正確には「交響曲第九番新世界より」だ。新世界のアメリカを描いた曲ではなく、あくまで“新世界から”故郷ボヘミアをしのんで作曲された交響曲なのだった。
▼ところが岩城さんは演奏後にお客さんから「とてもアメリカ的でした」などといわれることがあり、アタマにくるという。そもそも太古から存在した大陸に、ヨーロッパ人が初めて足を踏み入れて「新世界」と呼ぶのは傲岸(ごうがん)無礼ではないか。
▼アジアを「極東」と呼ぶのも同然で、ならばアメリカは「極西」といったらどうだ。「新世界」なんて言語道断、それほどわれわれはヨーロッパ人の世界地図で地球のことを認識していると、岩城さんはいう。同感、かかる西洋中心史観でみた典型が東京裁判だろう。
「プライド」もまぁよかったけど、「203高地」はもっとカネかけてリアルに撮り直しして欲しいなぁ。文部科学省解体にw公立小中学校教員全員いったん首にして、若い諸君に総入れ替えしたら(共産党の憲法違反の自衛隊解体にその予算「福祉」に振り替えろ!てのと同じだね)、すぐできるんでないの?
「トラ・トラ・トラ」並みに6隻の空母リアルに再現して撮ってさ、航空隊の活躍なんかもせめて「バトルオヴブリテン」程度の航空機復元飛行したらいいんでないかい?
杭州湾上陸作戦なんて、「プライベートライアン」手本にやってもいいかもね。
あれ手本もなにも、黒澤明「七人の侍」の村での戦闘シーンをむしろ手本にしてるんでしょからして、ルーツはこっちだわな。
とにかく、ドラマっつうか映像で、それも「時代考証」を今できるだけのことをまともな学識者総動員してさ、やってくれんかなぁ。
こっちじゃ中央電視台(多分)総掛りで、「成吉思汗」連続放送劇やってるけど、まぁカネかけてるらしく凄い迫力だわよ。あの主人公って、大河ドラマ「北条時宗」に出てた孫のフビライハン役の俳優だよね。ま、支那語でくっちゃべってんでズッコケルけどさ。北条時宗のときは、ちゃんと蒙古語だったよね。
で、一話終わると役柄出演俳優の名前が映し出されるのだが、「鉄木真」(テムジン)てのを、どうしてだかわからんが「おぉ!鈴木真(すずきまこと)...が出てる?」て読んでしまったわけね。
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