やっぱり自分がやったように、親父の二の舞か。
2004年9月19日現代コリア コラム
脱北者で崩壊か?(2004.9.10)
佐藤勝巳
9月1日北京の日本人学校に、29名の脱北者たちが飛び込んできたことは記憶に新しい。もちろん脱北者はこれが初めてではなく、すでに5,800名が韓国に定着しているという。
また、中国をはじめ東南アジアなどにも万を越える脱北者が、韓国入国を狙っているといわれている。上記29名もそのなかの一つである。
北朝鮮からの脱北者が増加している主要な原因は、西側諸国の実態が広く伝わりだし、北朝鮮がいかに酷いところかということがようやく分かってきたことである。この現象はルーマニアのチャウセスク政権の崩壊直前に似てきている。正に金正日政権にとっては、由々しき事態である。
例えば、北朝鮮からの脱北は、中国国境の鴨緑江・豆満江ルートが殆どである。最も脱出の多い地域は鉄条網や木の柵が張り巡らされ、落とし穴まで作られ、穴の底から竹槍が突出、落ちたら串刺しになる仕掛けになっている。
しかし、脱北者が根絶されないのは、国境警備に当たっている兵士たちが、脱北ブローカーに買収されて、彼らが事実上協力しているからだ。そこで、金正日政権は、警備の軍を頻繁に入れ替えるという策を取り始めたという。
しかし、警備に当たっている若い兵士たちは、食糧不足でいつも空腹を抱えているから、容易に買収可能な状態に置かれているのである。
また、賄賂金の半分以上は上官に上納されているというから、上官らにとっては大切な収入源でもある。
地域の子供たちは、川の浅深箇所、水の量などをよく知っている。彼らの力を借りないと脱北は難しい。子供たちはそうした収入を得て家計を助けている。
実は朝中国境には、北朝鮮側と中国側に、このような「脱北産業」が成立しているのである。現実は金正日政権が思うようにはなっていないということだ。
北朝鮮の国民は、外部世界を知ってしまい、自由と食べ物を求めて国外に脱出しだした。これをどんな独裁者でも力でとどめることは出来ない。
軍が何時、独裁者を葬るかである。
Mr.Who が、あっさり「宗主国新皇帝の命令」w下すかもな。
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