(読売新聞)
太陽が沈む方角、3割が知らず 危うい小学生の天文知識

小学生の約5割は月が満ち欠けする理由を理解しておらず、約3割は太陽が沈む方角を知らない−。天文現象に対する小学生の知識や理解は危機的状況にあることが縣秀彦国立天文台助教授らの20日までの調査で分かった。

「ゆとり教育」のため学校で教えなくなったり、自然体験が減ったりしたことが原因とみられ、縣さんは理科教育の見直しを訴えている。結果は盛岡市で21日から始まる日本天文学会で報告する。

調査は北海道と長野、東京、福井、大阪、広島にある計9校で、4−6年生の720人を対象に、複数の選択肢から正解を選ぶ形で実施した。

月が満ち欠けする理由について「地球から見て太陽と月の位置関係が変わるから」と正しく答えた児童は47%にとどまった。不正解の「月が地球の影に入る」は37%で「いろいろな形の月がある」は2%、「分からない」と無回答が計14%だった。

また太陽が沈む方角を尋ねる問題では全体の3割近くが「西」と答えられなかった。都市部の児童ほど正解率が低く、夕日を見る機会が少ないことが原因と分析している。

縣さんは「学習指導要領では月の満ち欠けが必修ではないので正解率が低いのは当然」と指摘。満ち欠けの理由を教える授業をした茨城県のある小学校で別に調べたところ、正解率は高く、縣さんは「子どもには月の満ち欠けを理解する力はある」と話している。

今回の調査では、自然体験の豊富な児童ほど全体的に正解率が高いという結果も出ており、縣さんは「日常体験と学校での学びが結び付くような理科教育が必要ではないか」と話している。

(09/20 17:57)


何を今更、ってな感じだよな。日常現象の「説明」じゃねぇか。

「天動説」の小学生4割=月の満ち欠けと月食も混同−国立天文台調査

「太陽は地球の周りを回っている」と思う子供が4割、月の満ち欠けが起きるのは「月が地球の影に入るから」と、月食と混同している子供も4割−。国立天文台の縣秀彦助教授や小学校教諭らが20日までに全国の公立小学校4〜6年生を対象に調査したところ、こんなショッキングな結果が出た。

縣助教授は21日から岩手大で開かれる日本天文学会で、「理科の授業で、地球が丸いことや自転、公転していることさえ扱わないのが原因」として、学習指導要領を改善するよう訴える。 

(時事通信) - 9月20日19時1分更新


「歴史」と「国語」が様々な非難からまともになりつつあり、次は「理科」ということだね。

キチンとマニュアル整備して、やること全国的に定型化せいよ。それをいかに興味深く教えられるかが個々の教師の力量なんであって、それが彼らの技量として「給料に反映」するように、現職教師の資格試験も設けていいんじゃない?

当然、全国統一実力試験も復活でさ。
そのためにも、「師範大学校」(初等教員養成専門大学)設立すべきだよな。義務教育の見直し。

高校は全入ヤメ。予備校も単位認めて、4月の大学入試統一試験(共通一次試験なみ)で受験資格判定して、各大学の独自入試は7月にやれば世界並みの9月新学期(7月終了)制でいいじゃん。

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