しかし、このようにして始まった流れに、家族は何も抵抗しなかった。子供や孫が帰ってくる事に反対はできないからである

家族全員がそろった仲間からは、自分の息子や娘の消息を詳しく聞けるようになる、そうなれば、さらに救出の道が開けると思って歓迎し祝福もしたのである。

さらに、総理が再度訪朝するという以上は、よほど覚悟があるのだろう、幕引きの動きなど振り払って一挙に救い出してきてくれるかもしれないと淡い期待もした


結局家族の期待は見事に裏切られ、さらに総理大臣の訪朝報告に「子供の使い」と失望したが、総理側の巧妙なマスコミ操作によって、家族のほうに国民の非難が集中した

そして、家族全員がそろった家族から、拉致されて未だ北朝鮮にいる子供達のことを詳しく聞けるようになったという希望だけが残った五月二十二日となった。

八名の家族や失踪者の家族は、大声で「要求」しないが、自分の息子や娘の情報を聞きたくて聞きたくて砂漠で乾いた人が水を欲するように、帰国した幸運な人たちが知っていることを話してくれるのを今も待ちに待っているのである

しかしだ、それから四ヶ月、家族はまだ聞けてはいない。

それが、未だに聞けないという事はどういうことなのか!
何故、今になっても話さないのか!
話さない訳は何なのか


これが、現在の一つの深刻な問題である。

戦後日本という国家と社会を、ここから考えねばならない。

誰が、どこで、動き回っているのか。誰が、どこから電話をかけてくるのか。我が国では察知できないのである。従って、

日本にいても、金正日は、北朝鮮にいるかのような圧迫下に拉致被害者をおくことができるのだ

何しろ、拉致問題を国会で取り上げた衆議院議員が「身辺に気をつけてください」と警察から親切に注意を受ける国なのだ。

我が国には、拉致問題解決のためにも「スパイ防止法」がどうしても、必要である

ソビエトの対日スパイ、レフチェンコのアメリカ議会での証言「日本は、スパイ天国である」。

これからも、今までのように、拉致問題をうやむやにして幕引きしていこうとする謀略は、日朝合作でまた単独で行われるであろう。そして、抜け駆けの功名心に駆られてそれに巻き込まれる「仲間」も今までのようにでてくるであろう

しかし、国家主権の回復と全被害者救出という本質、そしてテロ国家を許さない、つまり、金正日体制打倒という戦略目標を見失わない限り、その謀略には引っかからない。

よって、やはり「経済制裁即時断行」が、拉致被害者救出の大道(たいどう、または、だいどう、ダロネ)なのだ。

九月十七日の九段会館集会は、従来の集会とは違ったと思う。
主催者側の国会議員の挨拶は、平沼赳夫議連会長だけ。各党代表は必要ない。超党派の議連の会長であるからこれは、当然である。家族からのアピールは、女性三名だけ。
お母さん二人と姉さん一人・・・これも当然である。

拉致被害者救出運動の中核はまさに、国直しの中核が女性であるように、女性であるからだ。

(蛇足。最後に、カックシw)


確かに、横田早紀江さんは凄い、けどサ。

かといって「女性」限定、ってのもなぁw

眞吾のおやぢ!
民主党飛び出して、公明党オン出し策、やってみぃよぉw

折角の名文、最後でダメ、じゃん。

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