この先2年選挙ないから、国民を甘く見たかな?ノーベル平和賞狙いって、まさかねぇw
2004年9月30日(産経抄 2004/09/30)
(略)
▼そんな折、中山恭子内閣官房参与(六四)の辞任が拉致被害者家族会に衝撃を与えている。中山さんは北にへっぴり腰の外務省と違い、家族の身になって被害者支援のために奮闘してきた。「一区切りつき、自分の役割は終わった」というのが辞任の弁だが、そうではないだろう。
▼改造内閣の官邸人事に嫌気がさしたのだ。
山崎拓、川口順子両氏の首相補佐官起用は一体なんのためなのか。
北はめぐみさんら十人の現在の安否情報を示そうとせず、明らかに時間稼ぎをしている。これで国交正常化なぞとんでもないことである。
「忖度」「推量」レベルでなく、言い切ってます。
えらいこっちゃあぁ。
でも、「辞任」ってのは自発的に辞めることだよね。
「いや、やらねばならないことが残ってます」てなわけにはいかなかったんだ。
(西村幸祐 酔夢ing voice)
■2004/09/29 (水) 中山参与辞任は、北朝鮮と小泉首相の謀略か
唐突な中山内閣官房参与辞任劇に関係者はみんな戸惑いを隠せないでいる。今日、米国上院では北朝鮮人権法案が満場一致で可決された。小泉首相は反米に転じたのか(笑)?
どう考えても、拉致被害者奪還と対北朝鮮政策に関して日本政府より米国の方がまともに取り組んでいる。小泉首相は内閣改造で初めてまともな外務大臣を起用したが、一方でとんでもない罠を仕掛けていた。ちょうど2週間前の9月14日、経済制裁を求める緊急国民集会を間近に控えた時期に中山参与は【こんな発言=
もう見れない】をしている。
このインタビューで彼女は特定失踪者も扱う組織を政府内に設置したいと前向きな姿勢を示した。
一昨年の拉致被害者帰国から今年の被害者家族帰国、ジェンキンス氏と曽我さん再会まで、中山参与は拉致問題の節目節目で重要な役割を果たした。
特に一昨年5人を北朝鮮へ返さなかった事と、曽我さんとジェンキンス氏再会で官邸が意図した再会地を北京からジャカルタに変えさせた上、巧みなメディア操作で北朝鮮と官邸をも欺き(!)、曽我さん一家を早期帰国させた手腕は本当に見事だった。
99年、ウズベキスタンとタジキスタン大使を兼任中、彼女はキルギスタンの日本人技師拉致事件でイスラムゲリラと粘り強い交渉をしたが、いよいよこれから本領発揮という時の疑惑の辞任だ。
<辞任の意向>がリークされた昨日の深夜まで、中山参与は辞任しないと関係者に語っていた。
本人が辞めないと言っていたのに、一夜明けて彼女は辞表を提出した。
(まさか、旦那の入閣絡みじゃないよな。武部氏うっかり口走ってた「軽口」通りだったりして)
陰謀によって中山参与は職を解かれたとしか解釈できない。
(そか、役人だから「解職」か)
彼女の辞任を誰が一番喜んでいるのだろうか?言うまでも無く金正日だ。
金正日は北朝鮮の謀略を悉く阻止する中山参与と安倍晋三氏を一昨年から恐れていた。
そして、今回の内閣改造で首相補佐官になった山崎拓氏と川口元外務大臣は、北朝鮮が歓迎する人物だ。しかも、結果として最悪の杉浦官房副長官が居残り、小泉政権の北朝鮮外交は拉致問題を終息させ、一気に国交正常化へ向けて大きくシフトした。
米国もこれで益々小泉政権に疑惑の目を向けるだろうが、日本人の手で日本を正しい方向へ導けないとは何とも情けない。
「本当に疲れました。涙が出ます」と増元照明氏は私に言った。
(多事X論)
■平成16年9月29日(水)
拉致問題 〜小泉退陣なくして拉致問題の解決はありえない〜
中山参与の辞任の件について、マスコミやネット上に様々な憶測が飛び交い、何が事実で何が事実ではないのかよく解らない。
しかし、こと拉致問題に関しては家族会の見解を最も信頼すべきだろう。
家族会の方々は最愛の家族と生き別れになって20数年もの間、自国の政治家・官僚・マスコミに散々コケにされ、北からは一方的な死亡宣告される等想像を絶する試練に耐えてこられた方々だ。それゆえ、北や日本政府の本質をとことん知り尽くしたエキスパート中のエキスパートであり、その判断能力たるや我々凡人などいざしらず、どんなマスコミ、官僚、政治家にも決して負けない。
(これは大いに納得するな。それに、現代コリアの方々の半島分析と見通しは、ダントツだと思ってるし)
5.22日朝会談後の記者会見で激怒されたのも、その研ぎ澄まされた感性が『小泉の背信』を瞬時に読み取ったのだろう。
そして、今回の件に対する家族会の見解は以下のとおりだ。
9/28付 家族会の緊急アピールより
http://www.sukuukai.jp/houkoku/log/200409/20040929.htm
『いま、中山参与が拉致担当から離れるようなことがあれば、少し過激な言い方ですが、小泉内閣が拉致問題の幕引きを計ろうとしているとしか思えないのです。
私たち被害者家族にとって、そのようなことは耐えられない衝撃です。』
本日のワイドスクランブルより(増元さんが電話で出演されて、昨日の夜遅くに参与と直接電話でお話されたそうだ)
『手足をもぎ取られた感じがする。とても悔しい。参与からは『不本意だ』ということが言葉の隅々から滲み出ていた。自分から望んでの辞意ということではなく、「不本意だが辞意」というように感じた。
参与を一番煙たがっているのは北朝鮮。政府がその意向に沿ったものではないか。そういう流れが政府により作られたのではないか。国交正常化のため、参与が邪魔になったのではないか。』
つまり、こういう事なのだろう。いよいよ、拉致問題の幕引きが始まったという事だ。
小泉は中山参与に辞意に対して慰留しなかったそうだが、家族会の落胆も当然計算した上での行動だろう。
一体、何度家族会の方々を落胆させ、地獄に突き落とせば気が済むのか?
とことん非情で冷血な男だ。
5.22日朝会談から4ケ月が過ぎ、底の浅い保守は『今までの首相が取り組まなかった問題に初めて・・・』などと小泉を擁護する論陣を張ったが、小泉が拉致問題を国交正常化の障害と位置付けて、全くやる気がないのは誰の目にも明らかだ。
先の9.17国民大集会や日朝実務協議のデタラメで俄然経済制裁がクローズアップされているが、外圧に屈して神社の参拝もできないような男に経済制裁を発動する度量があるとは到底思えない。
もはや『拉致問題の解決なくして国交正常化はありえない』でも『金正日体制の崩壊なくして、拉致問題の解決はありえない』でもない。
『小泉退陣なくして拉致問題の解決はありえない』こそ真理だろう。
小鼠は、こんなに国民の反感かって、なに得るものがあるの?
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