落胆それぞれ。一筋縄ではいかないな。
2004年10月4日(log everything’s gonna change my world)
(略)
誠に僭越ながら、「もし自分が家族会の方々の立場だったら」と想像してみる。「個」を「公」まで引き上げ、この数十年間をまるで「針のむしろ」に座るような気持ちで過ごしてきた彼らのような強靱な「精神力」も「忍耐力」も持たない私では「政府は自分に嫌がらせをしているんじゃないだろうか」と思わず勘ぐってしまうに違いない。余りの絶望に頭が真っ白になってしまうだろう。
(略)
この記事へのコメント集
自分はこう考えております。
小泉という男は「自分が主役で、ひたすらスポットライトを浴び続け、人々の賞賛を得たい典型的な自己陶酔型な人間」だと。
だから「憲法改正を主張する事」「靖国参拝する事」「特攻記念館で隊員を想い涙を流す事」「シベリアで日本俘虜の墓地に膝まづいて献花する事」「郵政民営化をブチ挙げる事」「北方領土の視察をする事」と、
「北朝鮮と国交と結ぶ事」「二島先行返還論を言い出す事」「戦没者追悼式において『日本がアジアの人々を苦しめた』と謝罪の意を述べた事」は“小泉の中では”何ら矛盾しないのです。
なぜ拉致被害者全員の救出より、国交正常化を優先させるのかというと「その方がカッコ良くて、歴史にも名前が残るから」でしょう。全ては己を飾る小道具、己をカッコよく演出してくれる舞台があるなら何にでも飛び付くという習性を存分に発揮しているだけなのです。
だから国家と国民への忠誠心や首相の責務なんてのは元より小泉の中には存在せず、確固たる政治理念が無いから「靖国15日参拝」に圧力をかけられると挫折してしまう。ただ中国の圧力で参拝を止めてしまうと“カッコ悪いから”→“じゃあ間を取って13日に前倒し”という決断をするのです。私はその前倒し参拝を聞いた時から既に「ああ、こいつはダメだな」と思っておりました。まだその時には「それでも公式参拝をしたんだから前進したんだ」という賞賛をする保守の方がいましたが、何か大きな勘違いをしているのではという気がしていました。その時、石原都知事は「足して二で割るような事はするな」と苦言をしていましたが(言っちゃなんだけど石原も小泉に似たタイプ)、まさにその通り。「道路事業の改革」も結局は尻すぼみで終わりました。まあそれもあって、最後の砦としての「郵政民営化」「拉致被害者を切ってでも北朝鮮と国交樹立」で注目を集めるしかないのでしょう。
ですから、こんな人間が首相を続けるのは橋龍やトンちゃんよりもよほど危険なのです。それは幾人かの保守系評論家がかなり以前より指摘している事でもあります。
自国の総理をそこまで矮小化するのも、...とか一応考えてはみるけどねぇ。あまりにも心当たりが有り過ぎると...。
斎木審議官の駐米公使転出ですが、これは中山参与の時とは違い明らかに小泉首相始めとする官邸の意図的な「斎木外し」としか思えません。むしろどちらかと言うと民間人の中山参与より正規の外務官僚である斎木氏の方が官邸や北朝鮮にとっては遥かに目障りだったでしょうから。
さすがにここまで来ると普通の感覚だったら「もう小泉には一日も早く総理を辞めてもらいたい」と思うでしょう。私もそうです。
しかし世の中には困った輩がいるもので、この斎木審議官の転出
(実質的な拉致問題と家族会担当からの更迭)を聞いてもなお、小泉首相に肩入れしている者がいるのです。彼らが言うには「(斎木審議官の米公使転出は)対米政策重視へ転換したためだ。共和党と太いパイプを構築するためなのだ」とのことですが、よくわかりませんね。
きこりさんの言うように、小泉首相にとっては拉致問題も別に心の底から完全に解決したい訳ではなく、それで持って自分が英雄視されたいからなんでしょうね。
「そう思いたい」「あちらに行ってもそうやってほしい」という部分が大きいと思うよ。
だから、「やから」っていわれても...w
拉致問題に関しても、「小泉さんが首相にならなかったら拉致問題は前進しなかった」とか、「5.22訪朝でも家族が帰ってきたんだから良かったじゃないか」という論調になってますが、これも「公式参拝問題」と全く一緒です。
別に小泉が拉致問題を前進させたのではなく、アメリカが圧力をかけ、金政権に陰りが見えてきたという国際的状況があったからだけだし(アメリカへの忠誠を真っ先に誓ったのは、間接的には拉致問題進展に寄与しましたが、別に彼は拉致を解決に導く事を
視野に入れてアメリカ追従したわけではないっすからね)、これまでの政権が酷過ぎただけで、小泉は国家として当たり前の事を、最小限行なっただけです。諸手を挙げて称賛する事では、断じてない。
5.22訪朝に関しては、目も当てられません。参院選前に前倒しした事や、ジェンキンス氏を平壌で説得した事、この辺を小泉バンザイ族は完全に黙殺してます。例のドイツおばちゃんは、「年頃の子供達を早く帰したかったから!」なんて寝言を言っておりましたが‥‥。
うちの妻が「国家なる幻影」を読んで、「この人って言ってる事はマトモだけど、カッコ付け過ぎてて何だか鼻白むんだよ」って言ってました。つまり、そういう事なのでしょう。
韓国なみの急旋回切ればいいって?若いが故の短絡。
半世紀以上の垢落しだよ。それに、「やっかみ半分以上」ってのも、かえってかつての全共闘世代のメンタリティーみたいw
いやー、さっきまでフジTVの「報道2001」で石原と安倍が出演していたけど、石原は小泉政権が拉致被害者を切って国交正常化に突き進んでいると断言してますね。でもそれに対して何ら、怒りの一つでも表明するかと思えば、全く無し。安倍ちゃんの方も、町村外相を誉めるばかりで「中山さんも個人的に支援を続けるって言ってるよ」なんて言ってるし。
ドイツ在住のおばあちゃんといい、“専業主婦に戻る”という
ただの民間人に何か出来るとでも、本気で思ってるんだろうか?
ちょいと文句のつけ先が違うような。
結局、やきもきするだけで「何もできない」のが、
諸悪の根源(?)なんだと思う。
そこで「自分たちが圧力団体になってしまえ」という発想で、
保守系のサイトまたはブルーリボンを掲げてるサイトが連名で、
今回の件についての公開質問状、または要求書のようなものを作って、人の目にふれるかたちで小泉首相に返答を要求できないだろうか?
すでに救う会とかはあるけれども、ご家族に近すぎて、言いたくてもいえない部分ってあると思う。
世論は絶対に今回怒ってる筈だが、それを代弁するはずのマスコミの側が全く当てにならない。
今回だけでなく、「はっきり発言する勢力」が一つでも増えて、事あるごとに発言していって、それが取り上げられれば、状況を多少なりとも変えることができるんじゃないか?北が一番怖がっているのは日本の世論。ぶれないではっきり拉致被害者の側に立って、意見を発信していくことに目的を特化した勢力があることは、意味があるんじゃないだろうか。
やっぱもう、何かアクション起こさないとやってられないし。
立場の違いはあれ、このことに関しては一枚岩になれるんじゃないかと思う。トラバ張ったり、拉致問題関係のホームページに告知してもらったりして、意見や賛同者を集められない?
彼らをバックアップするほうがはるかに効率的かつ間違い少ないでしょ。経験が違うよ。
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