「なんてったって四川省」掲示板



----------------(話題提供者)
打工妹 打工仔

アルバイトや出稼ぎの若い女の子が打工妹、アンちゃんが打工仔。

(大卒でも、定職ついてないと「そう」なのかい?)

あまりいい響きではないので、本人たちが自分らを打工って言うのはかまいませんが、それらしき人達に向かって言うのはよくありません。

しかしながら、「打工」って隔週の雑誌があって、私は定期購読しています。

アルバイトは「工読」、出稼ぎであっても「兼職」とか言うのがマナーでしょうね。

個人的にはホワイトカラー気取りの上海人や広東人、北京人よりも、東北三省や四川、安徽、江西、湖南あたりの打工族のほうが人懐っこくて親しみがもてます。

--------------------(それへのコメント)
打工妹(その2)

小生も、面白がって「打工」読んでたことあります。
と言っても内容に惹かれたわけではなく、表紙のオネーチャソに魅せられて手が伸びてしまったわけですが(w

しっかし、あんな雑誌好き好んで定期購読してはるのは、数多の日本鬼子いる中で、(話題提供者)さんお一人と思いますわ。

内容ったって、湖南省の片田舎から出てきた小娘が、頑張ってカネ稼いで恋愛して失恋して「ひとまわり成長しますた」とか。現実の小姐の過酷な生き様を知ってる小生としては、「ホンモノはこんなもんですまへんねんけどなぁ」てな感想ですよ。

どちらかっつーと、田舎から出てきた打工妹が、どうやってカネの誘惑に負けて蝶に生まれ変わってしまったか、というほうに興味がありますね。どうでしょうか?打工妹評論家の(話題提供者)さん!?

付け加えるならば、打工妹の多くは農村出身で、下に弟や妹を抱えて「働かざるを得ない」境遇の娘である場合が多いです。彼女が第一子である場合、両親は男の子が欲しい為に罰金を払ってでも二人目を産むわけです。多くは妊娠後の性別検査で胎児が女児であった場合、堕胎してまた妊娠と、このサイクルを、男児が授かるまで続けるわけです。

そこまでして熱望し授かった男の子ですから、両親・親族からは非常に甘やかされて育ち、結果的にどうにも使いようの無い軟弱なシロモノになってしまうパターンが多いような気がします。

また逆に、女児は相対的に「自分が本当は望まれて生まれてきたわけではない」ことを知っており、打工として働こうが体を売ろうが、「現金を稼ぐ」ことが彼女達のアイデンティティとなるわけです。具体的には、苦労して現金収入を得て実家へ仕送りし、弟なんかの学費を賄うなんてのは、彼女達にとっては唯一と言っていいほどの「生きる証」となっているわけです。

(下層のことはよく知らんが、普通みかける一般都市民の場合は独りっ子政策のお陰で男女間バランス崩れてしまい、適齢期の男性は競争率無茶高いみたいでしょ。公園では平日昼間からチュッチュクやってるし、結構まともな背丈顔立ちwの野郎がなんだけ必死に不細工な似合わん女の子にへばりついてるシーンは毎度なんだけどな。そこにこのバブルでいい思いしたいちょい綺麗な気の効いた女性は手っ取り早い外人狙いの留学志望ときてるから、
ますます片時も離してなんておけないってな、完全女性優位=希少価値時代、なんでわないのかしらん)

なんたって、現金を手にすることが彼女達にとって「是」なので、甘い誘惑に惑わされるのもいれば、そこにつけ込む悪い輩もいるわけです。

小生にとっては、彼女達の労働力を買い叩く三資企業も、おカネにモノを言わす女衒も、やってることは五十歩百歩としか思えないんですけどね。


風俗(ってへんな意味ではなく)派、文化人類学派(とでも気取ったほうがいいかなw)のお気楽な日常のエピソード言及に対して社会派・根暗派wが噛み付くという、80年代末の学生時代によくあったパターンかなぁ。

こういうのって、言いだしっぺってのは損なんだよね。
お気楽ブルジョワ能天気みたいな印象、まずもたれちゃうからさ。

でも、所詮その「打工妹・打工仔」の自分の経験どころか身内にもいたわけじゃないんだし、「キューポラのある町」みたいな高みからの哀れみの情かけた自分への納得、みたいなもんでしょかね。それで昔よく見かけたのが、その位置からはお決まりの「糾弾」が飛び出すってのが相場だったわけだ。と、...

小生にとっては、彼女達の労働力を買い叩く三資企業も、おカネにモノを言わす女衒も、やってることは五十歩百歩としか思えないんですけどね。」

例によって、味噌もクソも一緒、ときたわけだねw

同情してるのはよくわかるがね。正義感がそういわせるのもわかりますけどさ。

よく最初に支那に来ると、みな乞食とか浮浪児にびっくりしてね。「まともに」対応して小銭を恵んだりするわけだ。そのうち
どういう具合に彼らは彼らなりに「うまいことやってる部分もあるか」が、噂でわかってくると、全く気にならなくなるのも大体共通していることではないのかな。

でも、こういう出稼ぎ者の具体的な事例は、そうかもしれない程度の感じはあったけど、こうはっきり言われてみると、彼らが「殺伐とした感じ」になるのも一面致し方ないのかもとか思ってしまうネ。

かといって、日系企業(しか知らないから)の工場は、いくらなんでも「カネにものいわせた女衒と五十歩百歩」どころか、できるだけ長期に勤めてもらいたいし、技術経験も自分独り占めしないで後輩に伝承していってほしいという根本のスタンスは変わらないのだからね。

雇うほうは、韓国企業のように「やらずぶったくり」になどには縁なく、ビジネスライクにかつ育成したほうがその趣旨に沿うのだという日本独特の伝統で普通に対処すればいいし、雇われる方にはそういう事情もそれなりに把握しておいて(これは社員の家庭事情でしょ)求めるべきところはそういうことに斟酌なく求めていくという日本と同じスタンスでいけばいい、ってなだけだわな。

「そういう社会の仕組」への対症は、国家・省・市など行政の役目であり、それを求めるのはそこの構成員(普通は「国民」、ここは「被統治者・人民」)の担うべき責任でしょね。

ま、当初の話題提供者は、「教えてくれてありがと」で認識得たうえで「でもぼくはそういう連中がたくましくて好きですね」とかでいいんでしょよ。だって、立場が違うんだもんさ。

一番でかい違いは、彼らは「平均年収1,000ドル」の民、これ議論してる我らは日本人だってなことだわね。

つまり、「先達・先人」が、違いすぎるのよ。

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