(続き)「ユウコの憂国日記」から
2004年10月19日【2/4】
パネラーの回答:
宮崎「南京事件はあったけど・・・」
橋本「あったの?なかったの?」
金「それほどの執着心や憎しみが日本人にあったとは思えない」
井沢「民間人に被害者は出ただろうが、数ははるかに少ない」
三宅「白髪三千丈の類」
荻原「この問題に無頓着な日本人」
たかじん
「日本も広島・長崎に原爆を落とされたが、原爆は日本でも世界でも風化された形?」
井沢
「アメリカでは、あれは正義だったと、あれをやらなければもっと犠牲者が出てた、やむを得なかったという論理が勝っている状態」
たかじん
「世界は特別非難してない」
井沢
「日本ももっとアピールの仕方を考えないと」
たかじん
「なぜこのことだけが、何十年たってもピンポイントみたいに繰り返されるのか?」
(本多勝一の「中国の旅」からだ、けどネ)
三宅
「江沢民政権が10何年続いた(15年)ことに原因がある。毛沢東、周恩来、トウショウヘイ(漢字出ないんでカタカナでスマソ)らに比べて力量がない。軍や民心を掌握するため、愛国主義教育=反日教育をやった。
全国に200カ所以上の反日記念館が出来てる。こういうふうなものを繰り返しやる。本当のものならまだいいが、本当でない。時代的に合わなかったり、日本軍の服装に合わなかったり。
それを徹底的に小学生相手に洗脳して、やる。この前のアジアカップで反日デモが起きたのは、当然の帰結」
辛坊
「民族的怨念のようなものが政治的に形成されているのは間違いない。正直私も実際どうかというのは、いろんな本読んでもどれがほんとかわからん。そこで、今日は『新しい歴史教科書をつくる会』名誉会長の西尾幹二さんをお迎えして・・・(西尾氏登場)。実際問題として、西尾さんは保守派と呼ばれるのはお嫌いですか?」
西尾
「けっこうですよ(笑)」
辛坊
「どっちかいうと右の立場で南京大虐殺はなかったと。そのあたりの事実関係はどうなんですか?」
西尾
「現在、研究が非常に進んでまして、はっきり言うと、なかったに限りなく近くなっている(会場「え〜」と驚き)。なかったことを完全に証明することは難しい。しかし、あったという証明も難しい。あったとされる証拠はことごとく覆されている。あった証明ができないということは、限りなくなかったに近い、と」
辛坊
「日本の教科書はあったという前提で書かれてる。文部省で検定も受けてますし」
西尾
「それは文部省が間違えてる(会場笑い)。簡単な話です。
さっきたくさん写真を見せられたが、あの写真は本当の物か作り物か、今研究が進んでいて、そう遠くない時期に、あれが全部虚報だというのを表す写真集が出現すると思います」(会場「え〜」と驚き)
辛坊
「しかし、大方の認識としては、20万30万はなかったろうが、ある程度はあったのでは?と」
たかじん
「それがあなた戦争でしょ」
(「巻き添え」の問題と「大虐殺」は全く論拠が違う)
井沢
「常識で考えて20万殺す理由は何ですか?日本は中国を占領して領土にしたかった。国民が必要」
たかじん
「働かせなあかんからね」
井沢
「殺しちゃったら、誰がたとえば水道を作るのか、あ、水道はないか。誰が物資を供給するのか。軍隊だけでは成り立たない。仮に日本が悪いことをしたと。例えばハイジャック犯が乗っ取って、全員殺しますか?1人2人見せしめで殺せば、いやな言い方だが、十分言うこときく。そんなことやる必要、全くない」
金
「人質いなくなっちゃう(笑)」
井沢
「が、中国は歴史上それをやっている」
宮崎
「モンゴル軍も町ひとつ虐殺してる」
井沢
「中国人が自分の頭で考えて、軍隊ならきっとこうやるだろうと、日本に当てはめたんだと思う」
たかじん
「己に当てはめて、それをまた日本に当てはめた、と」
金
「西尾先生がおっしゃった写真、死骸に抱きついて泣いている。もし大虐殺があったら、そんな写真が撮られて残るわけないんですよ。本質的なこと考えれば、あとで寄り集めた、又は作りあげた物だとわかる。
日本人の気質として、原爆を落とされても風化して忘れてる。よく言えば、あっさり、さっぱりした気質。執念がない。3日経てば忘れる。それが南京に押し入って、軍隊が勝ったにもかかわらず、虐殺して歩くような、日本の軍人はそんな気質ではないと信じてる。東京裁判で日本を悪者にしたくてでっち上げられたものだと私は思う」
たかじん
「(パネラーに)あったという考えの方はいらっしゃる?」
誰も手を挙げず。
荻原
「よくわからないんですよね」
辛坊
「検証を、中国が自由な言論の中で冷静にできればよかったが、すぐ共産党政権が制圧して、事実検証できないまま、何十年も経った」
西尾
「共産党が崩壊して、あそこがまともな国家になれば、中国内部から、南京虐殺はなかったという本がたくさん出ると思う」
くまきり
「じゃあ今の学生は歴史を勉強してもあまり意味がないですね」(会場笑い)
西尾
「そんなことない。私たちの教科書で勉強して下さい」
(CM)
井沢
「日本の学問の世界、特に大学の世界は左に片寄りすぎてて、学者がいい加減なこと言ってた。
たとえば昔、朝鮮戦争は韓国の陰謀だと、堂々と教壇で教えてた人が、近代史の権威。
今、テレビを見てて、西尾さんを、こいつは右翼で嘘を言ってるんじゃないか?と思ってる人に、ぜひ聞いてほしい。
中国で戦後、文化大革命があったが、中国共産党は少なく見積もって数千万人を殺した。戦争でなく。
20年ぐらい前にそれを言うと右翼だとか、軍国主義だとか、学問をねじまげてるとか言われた。が、今はどうか。中国ですら認めてる。中国の共産党政権は、政権の都合によって事実をすぐ変える。
文革は共産党による大虐殺。数の桁が違う。南京30万人どころではない。
そういうことをぜひ考えてほしい。あとわかりやすい例で言うと、拉致問題もそう。ついこないだまでないと政治家、文化人らが言っていた。で、拉致問題はなかった?あったでしょ。その人たちは嘘言っていたってこと。そういうことがいっぱいある」
金
「一番許されないのは、あれだけ文革を礼賛していた学者が口をぬぐって知らんぷりして、今でもまだ発言してる。私の知ってる教授で一人だけ自己反省して、蔵書を早稲田に寄与して、私は間違っていた、恥ずかしいと言って退職した。が、その人はのたれ死にしましたよ。
良心的な人は報われない。日本人は、悪いことをしたと言う人がもてはやされた時代が長かった。これが問題」
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