(治部少輔の筆誅亭日乗)
■2004/10/25 (月) 毎日新聞の記事から2つ
社説:新潟県中越地震 新幹線の安全神話も揺れた
<衝撃的だったのは、上越新幹線の脱線事故だ。時速200キロ前後で走行していながら転覆を免れ、人的被害も出さずに済んだのは奇跡的と言えるが、脱線しただけでも深刻な問題だ。
初期微動を感知して送電をストップ、列車を停止させるから大地震でも安全……と国鉄時代から言い継がれてきた新幹線の“安全神話”が大きく揺らいだことを真摯(しんし)に受け止めねばならない。>
そうだろうか。私からしてみれば「時速200キロ前後で走行していながら転覆を免れ、人的被害も出さずに済んだ」ことは、安全措置を何重にも講じた日本の新幹線技術の確かさの表れでは無いかと思う。
社説子はそれを「奇跡」と簡単に片付け、<スピードアップや車両の軽量化を進める中で慢心はなかったか>と安っぽい説教を垂れているが、
現場の技術者は無責任な新聞記者よりはるかに謙虚であり、責任感も強い。今回の経験を生かして新幹線技術の安全性をさらに発展させてくれるだろう。
それにしても、マスメディアはなぜこうも高所から見下ろすような物言いが平気でできるのか。
「慢心」とは、マスメディアの中にこそその存在を問われるべきものであろう。
(略)
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