売国・国賊の巣=「害務省」「呆務省」、面目躍如ダナ(蔑視)
2004年10月26日【論評】李登輝訪日問題について
世界台湾同郷会副会長、「台湾の声」編集長 林建良
●反日なら歓迎する外務省
李登輝前総統が訪日を希望していた件で外(=害)務省は「年内は受け入れられない」との方針を固めたそうだ。
李氏は台湾団結連盟(台連)の精神的なリーダーとされるため、「訪日が実現した場合、12月の選挙戦に影響を与える可能性が有る」という。李前総統の訪日は、台連にとって有利であると外務省が考えているのであろう。
親日的と言われている台連に有利に働くことを、外務省が阻止しようとすることから、外務省の反日体質を伺える。
一方、外務省は台湾内部の反日親中勢力に制限つけずに訪日を許している。
中国と手を組んで尖閣諸島を奪還すると公言している親民党の宋楚瑜・党主席は、2003年、総統選挙に正式出馬した後に来日し、東京都内で総統選挙のキャンペーンをやっていた。
外務省は日本の領土を奪おうとする反日家なら歓迎するのか。
●卑しい「時期的にマズイ」先延ばし戦術
外務省は中国の思惑通り、李氏の訪日を先延ばしにし、物理的にできなくなるように企んでいる。
「時期的にマズイ」と繰返す外務省は今回も、「台湾で選挙があるからマズイ」と問題にしている。ご高齢で持病のある李氏は、これまでも日本政府に配慮してビザ申請を提出しなかったことが何回もあった。ところが、外務省はそれにつけ込んで、意図的に李氏の配慮を利用して先延ばし戦術をとっている。
しかし、日本をこよなく愛する紳士的で優しい老人が訪日できなくなるなら、日本は道徳的に問題のある国に成り下がってしまい、外務省は中国の奴隷である烙印を永遠に背負うことになる。
そして、この屈辱的な思いが深い傷となり、永遠に日本人と台湾人のこころに残るのだ。
●李氏の訪日拒否は全台湾人への拒否
李氏の訪日問題は台湾人全体の問題でもある。なぜなら、一善良な台湾国民が理不尽に入国を拒否されることは、全台湾人に対する不当な差別なのだ。日台両国の間に、年間200万人もの往来がある中、李氏の入国を無理難題をつけて拒否することは、民主自由社会に背く行為でもある。
それは自由と人権を高らかに掲げている日本がやることなのか。
二十二歳まで日本人として教育され、日本精神を持ちあわせている李登輝氏は日台両国にとって、二度と巡り合えない宝である。
このラストサムライの訪日実現によって、日本は中国の横暴な干渉をはねる気骨ある国の証しを得るのだ。これが、日本全体に勇気を与えることになろう。
残り少ない時間で、国を預かる日本の政治家は、果たしてこのチャンスを捕まえることができるのであろうか。(りん・けんりょう)
時局心話會
政治家、なかんずく首相が決めればいいこと。
何の責任も負えない「官僚ごとき」に、こういう判断を任せてはならない。
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