(毎日新聞)

新潟中越地震 
支援物資は満杯 小千谷市「事前連絡を」

小千谷市役所の中に積まれた救援物資=新潟県小千谷市で28日午前9時3分、塩入正夫写す
 
新潟県中越地震で市民の約7割の3万人近くが避難生活をしている小千谷市の災害対策本部に全国から支援物資が続々届き、収納スペースや整理作業が限界にきている。

対策本部は「水や保存食料、毛布などは当面間に合っている。今後は何が必要なのか相談してほしい」と呼び掛けている。

同市役所には、多い日は1日100台以上のトラックが市役所前で列をなした。道路寸断で、迂回(うかい)して来るトラックも多く、作業が未明となるケースもあった。このため、担当者は荷降ろしに次ぐ荷降ろしでてんてこ舞い。「どれだけの量が届いたか集計する時間もない」(市職員)という。

「全国からの善意」は続々と届いており、市役所や体育館などの収納場所が不足。大型の民間倉庫1棟を借り上げ、大型テントも6張りを設置。荷降ろしや物資整理に人を取られ、避難所への配送など必要な作業に人を回せない(!?おぃおぃ貯めてどうすんだぃ)状態という。

対策本部調達部長の大塚昇一・商工観光課長は「支援には感謝しているが、これ以上届いても使い切れない。現場には細かなニーズがまだあるので、必ず相談してからにしてほしい」と言う。また荷降ろしは午前8時〜午後9時に限る。

連絡は市対策本部(小千谷市:0258・83・3511)へ。

また、新潟県災害対策本部によると、水、おにぎり、パンなど当面の食料は、被災したほぼすべての市町村で充足してきた状態だという。ただ、余震の影響で避難者が増えることなども考えられる。

県対策本部は「物資を送りたい場合、県に相談してもらえば、市町村間の調整も可能だ」と話している。

問い合わせは同本部(新潟県庁:025・280・5987)へ。【西脇真一、柴田真理子】
(毎日新聞) - 10月28日
17時28分更新

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