イラク方面の第一人者の意見。
2004年11月1日(勝谷誠彦の××な日々)
■2004/11/01 (月) AERA間に合うのに人質事件広告になしどういう配慮?
6時起床。残念なことに香田証生さんの殺害をめぐる一連のニュースはここでややフライイングかと思って書いたことがすべて的中してしまう結果となってしまった。
先に書いたようにつまりはテロリストとそれに対してつっぱる日米の「死のシナリオ」が忠実に踏まれたわけであり「テロとの闘い」に踏み込んでいる以上そこには例外とういものはきわめて珍しいということが証明されたのである。
日本政府が持ち込んでいる根拠のない楽観主義が否定されたことに実は官邸は総毛立っていると思われる。
今後
(1)サマワの自衛隊への攻撃、
(2)日本本土でのテロ、更には
(3)バリ島やフィリピン南部、あまり論じられていないが
(4)マレーシアからタイ南部あたりでも
【邦人への誘拐テロ】は起こると思っていた方がいい。
そうした場所には日本企業も多数進出している。大手メーカーの現地法人の日本人社長が誘拐されウェブ上で同様の脅迫がなされた時に
自分探しの世界放浪青年と同様の対応で逃げきれると小泉さんは思っているのだろうか。
起こってしまった事態に対しての日本国内の対応も今後のそうした後追いテロの抑止の意味で重要である。香田さんの遺族のメッセージに他人が容喙することは禁ずるべきだが私はそのあまりの無気力さと弱々しさに頭を抱えてしまった。
http://www2.asahi.com/special/jieitai/hostage/TKY200410310107.html
<悲しみを抑えるように、おわびと感謝、平和への祈りの言葉が連なる>と書いた記者はそこに犯人への怒りや国際社会への正義の希求が含まれていないことに何の疑問も感じなかったのだろうか。
小泉首相のコメントにも犯人への怒りはあってもかかる行為を行ったものは必ず相応の酬いを受けるという恫喝はない。
【イスラム社会において目には目のないコメントなど屁も同じ】である。
しかしまあこれらはまだトホホのレベルであって積極的に国を売るこの方々にはかなうまい。
ピースボートさんは今日18時から首相官邸で香田さんの死を受けての自衛隊撤退のための例のロウソクショウをするそうである。この情報はMLで回ってきたもので彼らのHPにはまだ掲載されていないがまあ主張はこういうところなのだろう。
http://www.peaceboat.org/info/news/2004/041031.html
やっぱり思い出します?昨日私が引用した小田実センセイの言葉。<献身的市民運動家ではないかもしれないが>。ああ死して香田証生よ無理やり献身的市民運動化として祀られるのか。お気の毒に。
かかる行為を行った者らよ。
日本は相応以上の「報復」を為すであろう!...ってのも
似合う似合わんの問題じゃないってことネ。
害務省には、地域研究家も不在ですか?
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