(NNA)

2004年11月04日 中国

北京現代が4位に躍進、10月乗用車販売

10月のメーカー別乗用車販売台数が明らかになった。9月に2位だった一汽大衆が昨年同月比16.7%の伸びを示し首位に立ったほか、北京現代が223.1%増と大幅に躍進し、9月からワンランクアップの4位につけた。北京現代は前月比でも7.7%増と好調で、市場全体が伸び悩むなか、目立った急成長を続けている。3日付東方早報が伝えた。

■勝因は10%値下げ

北京現代は9月に大幅な一斉値下げを敢行。全車種で一気に平均10%、最高は「ソナタ」の2.0リッター・マニュアルタイプで2万3,000元の値下げ(大連でもコノダサいの目立つw)を行った。

同時期には各メーカーとも一斉値下げを実施したが、一度に10%という北京現代の値下げ幅は群を抜いており、販売台数急伸の主な要因(すぐコケルw)になったと見られる。

北京現代は2002年10月、韓国の現代自動車と北京汽車の合弁会社として発足。02年上半期に北京汽車グループが抱えていた4億元の赤字を、翌年上半期には7億6,000万元の黒字に転換させる立役者となった。

発足からわずか2年余りだが、積極的な生産拡大を続けている。同社の生産能力アップに伴い、生産拠点である北京市順義区には部品のサプライヤーが続々進出、生産コスト縮小に成功している。

韓国の現代自動車は今年6月、07年までに北京現代に7億4,000万米ドルを追加投資する方針を発表。新工場の建設などを通じ、08年までに生産・販売台数を60万台に引き上げる考えを明らかにした。約120億元に上ると試算される新工場の建設資金の調達を目的に、北京汽車などが出資する北京汽車投資は上場に向けた準備を進めている。

さらに、「ソナタ」は北京市をはじめ杭州市、中山市、長沙市でタクシーとして採用されており、車両更新が進む都市部タクシー市場にも攻勢をかけている。

■2年ぶり首位奪還=一汽大衆

トップ争いは、今年7月から3カ月連続で首位を守っていた上海大衆が、前月比で27.8%減少し2位に転落。約2年ぶりに一汽大衆が首位を奪還した。広州本田は前月と同様3位。6月にトップを奪った上海通用は5位にランクを下げた。

例年乗用車がよく売れる9〜10月にかけて、各メーカーとも値下げ作戦で勝負に出たが、逆に消費者の購買意欲にブレーキをかける結果となった。これから年末にかけて、各社の在庫処分によるディーラーへの負担増が懸念されている。


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