【中国】南方航空遅延、怒る乗客が離陸を「実力阻止」

北京首都国際空港で9日、南方航空の16時50分発の海南(かいなん)省・海口(かいこう)行きCZ6366の離陸が6時間以上遅延した。飛行機が滑走路に進入しても怒って着席しない乗客がいたため、飛行機は搭乗ゲートまで引き返した。10日付で京華時報が伝えた。

乗客は、「16時50分の離陸予定だっのに、搭乗が始まったのは18時30分になってから。航空会社の職員の説明も、『悪天候のため』『機体の部品が故障したため』などと二転三転した」と不満を漏らしている。

その後、離陸時間は20時にふたたび変更された。怒った乗客が出発ロビーで航空会社の職員と口論になった。

南方航空は乗客全員に100元の賠償金の支払いを提示。21時40分に乗客140人の搭乗が完了した。

22時20分、航空機が滑走を始めたにも関わらず、怒りのおさまらない乗客10数人が着席を拒否、規則により離陸ができない事態になった。滑走路をふさぐわけにはいかないので、飛行機は1分後に搭乗ゲートまで引き返した。

警察や南方航空の職員が機内で乗客を説得したが、埒(らち)があかない状態が続いたという。

航空機の遅延により、乗客と航空会社のトラブルが増えている。頻発する遅延と、会社側の対応のまずさが直接の原因だが、安全の確保と確認のために、やむをえないケースが多いのも事実だ。

航空会社がトラブルを恐れるあまり安直な対応をしたのでは、重大な事故の原因になりかねないことは、容易に想像できる。定時運航の維持、乗客への適切な対応、安全性の絶対確保といった、運輸ビジネスの基礎の徹底が、各航空会社に求められている。(編集担当:田村まどか)

(サーチナ・中国情報局)
- 11月10日10時55分更新



ま、嫌がらせ、でしょかネw

コメント

お気に入り日記の更新

テーマ別日記一覧

まだテーマがありません

最新のコメント

この日記について

日記内を検索