【質疑応答】

問 めぐみさんのものとされる骨は一部か。

答 骨壷に入れてあり全部ということだがまだ開けていない。鑑識に見てもらう。

問 遺骨について、どういう感触を得たか。血液採取は求めたのか。

答 (会った)その人が、チョルジン氏かどうかが問題。見せてくれた写真は貰えなかったので鑑定できない。

写真は、断定はできないが、一見するとめぐみさんとチョルジン氏、ヘギョンさんのものと思えた。。DNAがとれる血液採取はしていない。髪の毛は求めたが拒否された。しかし、我々なりの工夫はした。それでどれだけ分かるかだ。

問 安明進情報はぶつけたのか。

答 やった。しかし、説明は変わらなかった。(拉致被害者の)情報については、特殊機関による証拠隠滅があったという。

問 それなら証明できないことを認めたことになる。

答 拉致当事者が焼却したので、証人、目撃者、証拠を探したということだった。実際にはどういうことなのか分からない。従って、不自然なことが多い。矛盾をさらに精査する。細かく聞いたので、少しでも手がかりがあればと精査し、報告したい。

問 監視人がついていた筈。

答 指導員と言っていた。招待所には接待員がおり、これは料理人も兼ねることが多いらしい。指導員はずっと見ているわけではなく、時々来るということだった。

問 一人で自由に歩けないというのに、病院の裏山で自殺する筈がない。めぐみさんの夫という人の写真は撮ったのか。

答 撮っていない。拒否された。仕事が特殊機関の関係だからということだ。

問 拒否したことに意味がある。毛髪も、撮影も拒否。写真提供も拒否だ。

問 階級社会で特殊機関の人との結婚はありえない。写真はいつのものか。

答 ヘギョンさんが1歳の誕生日の時のものと言っていた。

問 北朝鮮は写真の顔を入れ替えるのが名人の国だ。

問 経済制裁をするといったから遺骨を出してきたと思う。前は、めぐみさんは93年3月死亡だったのに、10月まで入退院と言い、今回は94年4月死亡と言った。

問 なぜ土葬したものをまた焼いたのか。

答 思い出に自分の手元に保管したかったとのことだった


問 94年3月に入院し、4月に死亡し、96年秋に墓から出して焼いたとなる。

答 死亡台帳のまちがいを認めた。

問 捏造を認めたことになる。

問 他にも間違いがある。

答 日にちが違っていたのもある。記録が焼却されていたからと。これを信じるかどうかだ。これは一番不自然だ。

問 これからも調査するのか。

答 これではとてもだめだと言ったら、引き続き努力すると言っていた。

問 国家による証拠隠滅と偽証と言える。

問 誠意ある回答がない限り制裁すべきといってきたが、誠意ある回答と思うか。

答 これから精査することがまず必要と思う。また何をもって誠意というかも難しい。

問 寺越昭二の遺骨の返還は、子どもが求めている問題で、北朝鮮がいう寺越家の問題とは関係ない。話してくれたか。

答 何度も言った。今朝空港でも忘れるなと確認した。

◆参考メモ

本日16日、お寺のお坊さんという人とジャーナリストから以下の情報提供があった。

土葬では13年たたないと骨にならない。よほど早くても10年だ。7年くらいでは、肉や髪がついていて気持ちが悪くて、素人が扱えるようなものではない。まして2年半で掘り返すなど考えられない。

「思い出に自分の手元に遺骨を保管したい」と言うが、再婚した奥さんがいると言っているのに、そんなことをするだろうか



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