(log everything’s gonna change my world)

(略)

――現在、経済制裁に対する世論の高まりの一方で、経済制裁に対する慎重論も多くあるが、それに対してどのように対峙したら良いのか。

荒木:経済制裁慎重論には、大きく分けて2つある。「やっても効果がない」または「やったら逆に戦争になる」。これはどちらも間違い。

経済制裁は、やれば必ず効果がある。但し、やらせたくない人間は「やっても仕方がないんじゃないか」というふうに言ってくる。

その主な理由として「中国が支援するんだから意味がない」というのを挙げてくるが、たとえ中国が支援するにしても日本が制裁する事での影響は非常に大きい。

では経済制裁慎重論を唱える人たちに対し、どのように対峙していくか。

我々が色んな形で批判していくというのもあるが、今、この場でお願いしたいのは、「経済制裁やっても仕方がないんじゃないの?」という人たちに対し1つ1つ説明をして頂きたいという事。

経済制裁をするというのはどういう事かと言えば、単にモノやカネが行かなくなるという事だけではない。

船の入港が禁止されれば、北朝鮮の工作活動がしにくくなるという事になる。

★北朝鮮の船の中には必ず工作機関の人間が乗っており、入港すると総聯の幹部を呼びつけて色々な指示をしている。経済制裁を加える事は、それを阻止する事にも繋がる。

★現在も行なわれている北朝鮮の工作活動、不法行為を、警察は徐々に摘発しつつあり、経済制裁を行なう事で北朝鮮に対して裏表で圧力をかける事が出来るようになる。

いまだに不備な法制のもとでやってるんだ。不法入国者と工作員が同じ扱いだもんなw スパイ防止法ないから

これは北朝鮮にとって非常に大きな打撃になるという事を、(慎重論派の人たちに)是非ご理解頂くようにして欲しい。出来るだけ多くの方に説明して頂きたい。

それから「制裁を加えるとミサイルが飛んでくるんじゃないか」という意見。これは、絶対に飛んで来ないと言う事は私も言えない。

★ただし北朝鮮は、経済制裁をやらなくても飛ばす時には飛ばしてくる

ノドンとテポドンで実証経験済みだろw

今、日本とアメリカはイラクの事もあって非常に良い状態。イラクに対してあれだけ協力しているという事の土台には、当然、朝鮮半島の問題がある。アメリカもそう簡単に「日本だけで勝手に(制裁を)やってくれ」とは言えないだろう。アメリカと日本が手を組んでいる時に、北朝鮮がミサイルを飛ばしてくる事はまずない。

当然こちらが弱味を見せた時は、向こうも「やるぞ」と言ってくるが、逆にこちらが強く圧力をかけているうちは、向こうが核ミサイルを完成させているのでもなければあり得ないだろう。

もし仮に北朝鮮で核ミサイルが完成していたとしても、アメリカには遥かに沢山の核がある。そう易々と攻撃してくる事はない。

「経済制裁慎重論」を唱える人に対しては、この辺をくり返しくり返し説明し納得してもらうようにして頂きたい。

今、私が言えるのは、経済制裁をやらなければ問題は解決しないという事。制裁をしない限りは絶対に問題は解決しない

それと、経済制裁は必ずしも一度にやる必要はない。段階的に行なう事で、向こうが「これ以上事態を悪化させるとマズい」と思わせるという方法もある。

――「北朝鮮が崩壊したら難民が押し寄せるのではないか」という意見もあるが。

荒木:私もこれは非常に大きな問題だと思っていたのだが、最近は少し考え方が変わってきた。そんなに大量の難民がやってくる事はないのではないかと。

ただ、以前「帰国事業」で向こうに渡っていった在日や、日本人妻などは戻ってくると思う。しかし多く見積もっても30万人くらいだろう。1億2千万の人口を持つ我々にとっては極一部である。もちろんそれなりに色々なショックは起きるだろうが、吸収出来ない数ではない。

あっちはどんなにヒドカッタかを伝道して在丁の目を覚ます勢力になるか、寝言言う人間が増えるか...。どっちにしろ30万人てのはちょいと痛いかなぁw

また、基本的に難民が出るというのはどういう状態かといえば、「ここにいると危険だ」、「ここにいるよりは海外へ逃亡した方が良い」と地元民が考えた時。

今、北朝鮮から沢山の難民が中国へ出て行っている。中国の方には大変失礼な言い方かも知れないが、中国へ難民として出て行こうなどと考える国は、世界中探しても北朝鮮しかない(会場、笑い)。

彼らが出ていけるのは中国だけで、それでも中国の方がまだ住みやすいと考えているから。もし北朝鮮で現体制が崩壊した場合に、あれ以上悪い体制など出来ようがなく、普通に仕事が出来るような環境になれば餓死者など出るはずがない。

おそらく一時的には難民が出るかも知れないが、その場合は韓国へ南下する可能性の方が高い
。「日本に押し寄せてくるのではないか?」と言う事は、あまり考える必要がないのではないか。



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