「書名」って、大切なんだなあw
2004年11月30日
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成16年(2004)11月30日
老舗『エコノミスト』誌が「南京大虐殺」に懐疑的論評
アイリス・チャンは「伝聞だけの記述であり論争的であっても賢明ではない」と。
(あれ? この書評にドンピシャがあったよなぁ。
本多勝一の「中国の旅」じゃんw
文化大革命さなかの中共用意した「証人」たった4人の伝伝聞の検証なしを書き連ねぇw 新聞連載して(この点はもっと悪質)本にした)
アイリス・チャンの「蓋棺禄(ガイカンロク)」を淡々と書いたロンドン『エコノミスト』誌(11月27日号)は、彼女の『レイプオブ南京』は「論争を招きやすかった」として次のように総括した。
「歴とした歴史家(「ではないのに」という意味?)のみならず、多くは五十万部を売った彼女の作品のあら探しをした。
あれは政治的論争にすぎたうえ、伝聞による誤謬(間違い・大嘘)が多く、そのうえ彼女は誤り箇所の訂正を拒否した。
記憶が確かでもない中国人の証言をもとに目撃談を書いたのは賢明な方法ではなかった。
まして当時南京にいた外人の日記を多用したが、かれらも外人居留地の安全地帯にいて”伝聞”を聞いただけであり、数の確認をしたわけではなかった。
だから日本におけるアイリスの支持者でさえ(翻訳本が出版中止になっても)彼女に助け船を出せなかった」
(日本の出版社がそのでたらめぶりに困惑して「訂正部分を別本」wにして出版しようとしたら、自分が全部中止にしたくせに)
同エコノミスト誌は「南京大虐殺はなかった」とする日本のグループを「大幻想派」などと名付けながらも
「無辜の民を日本軍は一人も殺しておらず、殺害されたのは(戦時国際法違反の私服によるゲリラ)戦闘行為における兵隊(便衣兵)だけ」
とする主張を、公平に掲載している。
全体的にはアイリス・チャンを美化した論調だが、これほど日本側の反対意見を併記した欧州の媒体は珍しい。
「大幻想派」ねぇ...w
最初の反論本、「南京大虐殺のまぼろし」(鈴木明)の転訳(て言葉あるのか?「まぼろし」を「幻」と読んで illusion とか shade とか訳して、それをまた日本語で「幻」にした)のかな。
著者は、ひらがなの「まぼろし」のことさかんに説明だか言い訳だか、していたような気がするな。
ま、しょっぱなだから腰が引けていたんでしょ。
それにあれって「百人斬り」検証しただけで、南京戦自体の検証してないじゃん。だったら「戦意高揚のための嘘話」とかサブタイトルに欲しかったかな。
それにしても、こういう英米仏独の有力なコラムニストとか評論家に、「研究費」を外務省機密費から出して、検証記事を書いてもらうように仕向けることはできないのかな。
当然日本で既に大量に出版されている「なかった派」の書籍全部英訳・仏訳・独訳・チャイ語訳も、外務省機密費から捻出してサ。
そのほうがよっぽど日本のためになる(国益に適うw)と思うな。
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