【書評】「日露戦争 その百年目の真実」産経新聞取材班

よみがえる明治日本の気迫

気迫:sprit 気概:fight,sprit
gut:根性、勇気...う〜ん、どれにしょw


新聞の連載記事は注意していても時として抜け、古新聞を探し回ることも多く、また、読んだ内容や感銘が継続しない。

本紙連載の「日露開戦から一〇〇年」が単行本となった。早速、読んでみると、以前に読んだ印象とはかなり異なり、新しい発見も多々あった。

日本を、特に教科書を支配している日露戦争史観はマルクスの社会科学的歴史観の影響を受け、日本の帝国主義が大陸進出となり、近隣諸国に多大な迷惑を掛け、国民に犠牲を強いたとの記述でほぼ統一されている。

また、多くの史家も植民地にされた韓国、戦場となった中国人の苦痛を無視して歴史の深化はないなどと、中国や韓国の批判を意識し自虐的である。

先人の功績を敢えて貶めるという意味で「祖先を虐待する」から「自祖虐」とかw

しかし、日露戦争はロシアの中国や朝鮮への侵略を日本が跳ね返した戦争であり、朝鮮半島がロシアの支配下に堕(お)ちれば、日本の安全が危ないとの歴史体験から、明治の日本人が身を挺して戦った戦争であった。

また、世界史的には白色人種の大国ロシアに有色人種の小国の日本が初めて勝った戦争であり、日本の勝利が有色人種を勇気づけ、人種平等や民族国家の独立へと連なるなど、二〇世紀の世界史を大きく変えた戦争でもあった。

しかし、日本ではこの歴史的意義を真正面から問う書はあまり見当たらない。

本書の第一の特徴は、生命を顧みず国難に立ち向かった明治日本の気迫、明治人の義(愛国心)を、当時の価値観、明治の目線で蘇らせたことであり、第二の特徴は本紙の記者が数々の史実を全世界から足で集めたことである。

大げさに書けば、本書は地球儀的視点で、一〇〇年という歴史軸で、日露戦争の新しい史実を掘り起こし、提供していることである。

本書を読み、に生きた明治の士魂を思い起こし、隣国の抗議に右往左往する戦後日本の歴史観や、占領軍の言論統制で自己規制している日本の歴史界に風穴が開けばと願っている。

(産経新聞ニュースサービス発行、扶桑社発売・一八九〇円)

 元防衛大教授 平間洋一


「義に生きた明治の士魂」ときたら、やっぱり「壬生義士伝」でしょw

大連で7元で買ったDVDで初めてみたのだが、ありゃ良かったぁ。

一回目は冗長だなとの印象だったが、2度3度と見ると、良さがシミジミと分ってきていいんだなコレがw

その目線で同じく7元で買って初めてみた(これは日本の封切より早かったのだがw)「ラスト・サムライ」を再度再々度見直してみたら、これもよかったなぁw

で、感想は、「203高地」をコレくらいカネかけて再度作ってちょ、ってこと。

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