(西尾幹二のインターネット日録)

2004年12月08日
講演「正しい現代史の見方」帯広市・平成16年10月23日(五)

(略)

他方、日本では平和条約を結んだそのとき、いいですかそのときに、なんと、まだ依然として巣鴨に拘留されていたA級戦犯の人たちの釈放運動がはじまりました。

その釈放運動で旗を振ったのは社会党議員です。一社会党女性議員が旗を振って署名運動を展開して、皆さんのご年齢の方の中できっと忘れていないかたもおられると思いますが、4000万人もの署名が集まって、そうしていわゆる東京裁判の巣鴨拘置所に拘留されていたまだ処刑されていない人々が釈放されて、ならびに皆さんも知っている、軍人恩給というものにも平等に浴するするという立場を得られるのであります

戦争は終ったんですよ、そこでケリをつけたんです、国民の心の中で。

社会党議員がですよ、すべてを許さなければならないと言ったのです。

つまり誰か個人が他国を害したのではない、A級戦犯もB級戦犯もくそもない、みんな国民は天皇陛下と一緒に運命共同体の一員として戦ったんだから、誰かに罪があるという話ではない、と。

死んでいるものに鞭は打たないとそういうことだったわけですね。

それがですね、何が故に中国が今ごろになってA級戦犯を別に祀れとか言い出すのか。

A級戦犯、A級戦犯というけれど、皆さん立派な人がいっぱいいるんですよ。あの中には、東郷外務大臣もそうだったし、戦後大蔵大臣をやった賀屋興宣さんもいたし、みなさん戦後復活して政治家として活躍された方々少なくない。

何がA級戦犯ですか。あれは勝手に東京裁判で勝者がレッテルを貼っただけの話であります


「敗戦」責任と、混同しちゃいけないネw

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