◆【私はこうみる ライブドア強制捜査】

拝金主義の世相象徴

作家・高杉良氏

 行き過ぎた市場原理主義で拝金主義が蔓延し、人々の心が痛んでいる。そんな世の中を象徴する事件だった。まさしく、起こるべくして起きた。

単なる博打好きのヘマってなことでw

 堀江貴文社長は、小泉純一郎首相と竹中平蔵総務相のラインが推し進めた「まやかしの構造改革」の申し子だ。自民党は昨年夏の総選挙で利用し、それを権威ある外国の新聞や、経済紙までが持ち上げた。

 だが私は、ライブドアがニッポン放送株を買収した当時から「ホリエモンはグリーンメーラー(購入した株を高値で買い取らせる買収者)に過ぎない」と指摘してきた。何も間違っていなかった。


※ブラックメール
【blackmail】
脅迫。恐喝。

 マネーゲームにおぼれたライブドアとヒルズ族をもてはやしてきた政治家、財界人、そしてメディアには、過去に自分たちが何を語ってきたのか猛省を求めたい。

 今回のショックは頂門の一針でもある。

 売買システムの容量が足りない東京証券取引所も確かに問題だが、それは本質ではない。もっと大きな問題は、お金がすべての世の中でいいのか、ということだ。

 構造改革の名のもとで弱者が切り捨てられ、年間の自殺者は3万人に上る。そんな先進国は他にない。もっと大切にすべきものがあるのではないか。デートレーダーたちも含め、みなが立ち止まって考えるいい機会だ。


※デイトレーダー
【day trader】
デイ-トレードを行う個人投資家。
〔アメリカで,個人投資家が専用システムを使用してデイ-トレードを行うようになってからいわれるようになった〕

※デイトレード
【day trade】
1 日のうちに売買を完了させて利鞘を得るような,株式の取引手法。オンライン取引の普及により一般化したもの。デイ-トレーディング。デイトレ。

パチンコと変わらんがなw


 一方向に振れた振り子が元に戻るように、従業員を大切にする日本的経営が見直されるかもしれない。戦後の高度成長は生涯雇用と国民の中流意識が支えた。何より、日本の底力は、ものづくりにあったはずだ。

 東京地検はよくぞ強制捜査に踏み切った。市場の混乱を招くことは予測できたはずで、大変な勇気がいる決断だった。今、震え上がっている第二、第三のホリエモンがいるはずだ。




(「瀕死の中国」宮崎正弘 P.183-189)

第8章 モラルも文学もどん底を迷走

…ともかく儒教が発生した中国本土では「儒教教育はただ『五常』や『五倫』など、忠孝や仁義の徳目を羅列するだけで、いったい『仁』とは何か、『義』とはなにかと、それを唱える教祖の孔子でさえそれぞれの概念を規定し」なかった。だから、「孝」と「忠」は両立しがたい矛盾であるにもかかわらず語らなかった。「どういう道徳にもとづいて『仁』や『義』が成り立って、なぜそれが徳になるのか、なんの議論もせずに、ただありがたい言葉としてしか、人々に与えてこなかった。これは外的強制であっても宗教的な内発的なものではない」…

江戸時代、儒学は国学となって各藩には儒学者がいた。だが、日本の儒学思想は日本独特のものであって、儒教と日本的儒教的精神とは関係がない。

 津田左右吉博士も以下のように言った。「儒教が日本化した事実はなく、儒教とはどこまでも儒教であり、支那思想であり、文学上の知識であり、日本人の生活には入り込まなかった」(中略)「日本人と支那人とが儒教によって共通の教養を受けているとか、共通の思想」と評価するのは「全くの迷妄である」(『支那思想と日本』)
 
 梁啓超がいみじくも指摘したように中国の社会に普遍の倫理はない。儒教は家族宗族の倫理でしかないのである。…

…改革開放のアクセルを踏んだ80年代から夥しい外資の導入があり、株式、証券取引が再開され、国有企業の民営化を経て、経済的物理的に中国は瞠目すべきほどに変貌を遂げた。
 最近の中国都市部は「文明」の衣装をゴテゴテに纏い、「国際化[グローバリゼーション]」が意外な速度で進んでいる。街を歩いていても自分が中国に居るという感覚が薄いことに気がつく。

 文明的な国際化は摩天楼やマクドナルドやスターバックスやらが象徴するが、人間観察をしてみると、林立する摩天楼のもとで展開されている中華世界には革ジャンに茶髪、入れ墨、厚底サンダル、携帯電話。悪い意味でのコスモポリタンを装う若者がうようよ居る。

化外の地南満洲地方都市の大連でもこれにはビックリしたなぁw

 町の広場に屯する若者たちの立ち居振る舞いは日本の軽薄な若者とすこしも変わらない

まさにっ! 平日真昼間からその広場や公園で爺さん婆さんら尻目にチュッチュクやってたのには度肝を抜かれたぁw
その多分退職した爺さん婆さんらも委細無関心だからまたタマゲタわけで


「この人、本当に中国人?」と思われる不思議な種族が夥[オビタダ]しいのである。携帯電話も写メールに3G、茶髪どころか金髪やピンク、正視できないほどの濃い化粧、超ミニ・スカート。

そんなのには全く不釣合いなスーツ着たおっさん爺さんがてぇ繋いで歩ってたりする。ご存知買い春我がどーふぉーおっさんに爺さん

喫茶店では朝から賭トランプ、早朝の公園には賭け将棋の集団。駅前には夥しいホームレス。

各種「喫茶店」には小部屋がたくさんあって時間貸し状態、あらためてこの業種とは地元じゃ賭場貸し業と見られてるのネってわかった次第。オープンスタイルの日本のような喫茶店でもへーきでトランプやってるからなぁ。それも3つくらいの箱開けてさ

裏町を歩くと日本の風俗町へ迷い込んだ感じになる。

五つ星ホテル近辺でもすぐだもんなぁ。
四つ星程度にゃその手の店は中にあるもんサ


ナイトクラブ、カラオケ、スナックなどは静かなもので、もう一つ奥の裏通りには「個室売春」「テレクラ」「イメクラ」「ファッション・ヘルス」「デリバリ・イメクラ」「人妻サロン」……。

テレクラ以下は見たこたぁないが、入場料わずか3元≒43円の舞庁が朝っぱらから朝っぱらまでwやってる。
もっと強烈だったのは「保健屋」な。大人のおもちゃやが真昼間っからどーどーとそれこそ住宅街繁華街街道沿い裏通りカマワズ問わずあちこちでおっぴろげてら。こんなのふつーに見てたら珠海事件にしろなんにしろ「国家的ツツモタセ」だろとすぐ思うのが当たり前だよネ


…騒がしい大音響を発するパンク音楽にもヒットが次々と出た。何回も当局の手入れが行われたのだが、「私は中国を愛する」という一節を入れると許可になることが判明。その後、どの歌詞にも前後の脈絡に関係なく『我愛中国』のフレーズが挿入される。「反日デモ」の暴徒が「愛国無罪」を叫んだように。…

…日本の終戦後の価値紊乱時代にも「カストリ小説」の氾濫があった。…

中国はこのプロセスを一気に飛び越えてポルノ繚乱時代を迎えた。
目的はいきなり外国市場である。どれほどすごいマーケットであるか十二分に計算していて、むしろ中国国内での「発禁」を狙っている。中国国内では本が売れるとすぐに海賊版となって勝手に出版され、印税にしても雀の涙くらいしか入らないが、外国で評判をとれば天文学的なカネを稼げるからだ。

そうした意味での先駆者は『ワイルド・スワン』や『上海の長い夜』(両方手持ちw、でも不愉快な記述多し)など先輩女流作家であり、彼女たちの成功が手本を示している。…


今、阿Q正伝・魯迅・小田嶽夫訳を読み直してるところだが、支那人の性根はまったく変わってないどころか、相当後退しちまってるワナw

宮崎正弘の国際ニュース・早読み

(読者の声1)

ユンチアンの「マオ」を読んだ。感じたことは“反毛”であるが“反中共”ではなく、「反日」であるということだろう。いまや中共は共産党の悪事を全て毛沢東におしつけて生き延びようという魂胆だ

ユンも共産党幹部の娘であったことを忘れてはならない。自由主義者ではないのである。

その証拠に彼女は中共で取材が許されている。これは著作の方針が現在の中共の方針に合致していることを意味する。

大富豪の共産党幹部は毛沢東の形骸化を狙っておりその宣伝役にユンが選ばれたと考えることができる


へぇ〜、これは初耳w

 日本人にとっての関心は支那事変である。現在の史料から見た分析では、スターリンが西部国境のナチスの脅威に対応するため東部国境の日本軍を南下させるべく、西安事件で支那軍閥の蒋介石を捕らえて降伏させ三億ドル与える条件で日本攻撃に同意させて始まったと見るのが合理的である。これは蒋介石すなわち支那側の戦争責任を明らかにする。

そこでこれをごまかすためにユンはいろいろ偽情報を出している。

 まず蒋介石は「日本は皮膚病だが中共は心臓病である」と述べて日本よりも中共を警戒したことを隠蔽している。

中共が対日宣戦布告した史実も出ていない。そして上海で蒋介石が盧溝橋事件前に、上海郊外に数万のトーチカ陣地を作り上海事変の攻撃準備をしていた史実をごまかしている。

 南京大虐殺事件の反日宣伝も続行している。しかし中国軍が日本人婦女子を大虐殺した通州事件を隠蔽している。

西安事件の立役者の一人楊虎城がいない。楊は張学良とは違い蒋介石が台湾に逃亡する直前に家族もろとも蒋介石に処刑されている。なぜユンが楊虎城を隠蔽したのか。

ということで「マオ」は「ワイルドスワン」とは違う親共反日政治宣伝文書となっている。

それももう一回読み直してみてよぉw

今の中共では、反毛沢東=反中共ではないという、日本人への警告の書と考えるとよい。

 ユンの名前で世界の人が騙されるので日本人はこのイカサマを広報しなければならない。
   (MC生)




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